尋常じゃない量の野菜を持ってくる義父。断るべき?無駄にしてももらうべき?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ちもて
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育てはほぼ修了。勝手気ままに暮らしたい、海外旅行大好き主婦です。

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義父は70代前半。退職する前あたりから突然畑仕事を始めました。

元々休日はパチンコに明け暮れていた義父。それが大負けでもしたのかお小遣いが底をついたのか、それを唐突にやめて畑仕事に移行したのです。いい趣味が出来て良かったと思いましたし、家のすぐ裏の畑を何畝か借りて楽しげに世話をしている様子は微笑ましいものでした。


しばらくして収穫の時がくると、義父は我が家へも誇らしげに野菜を持って来るようになりました。しかし、いきなり大量です。確か初めの季節は冬で、虫食いだらけの白菜を5玉、細かったり太かったり大小さまざまな形の大根を10本、何度洗っても小さな虫がいつまでも取れず、鍋物に入れるとお出汁に虫が浮いてしまう春菊を両手で抱き抱えられる程の量でした。
その後も、春秋には2カ月かけても食べきれない程のじゃがいも、さつまいも、そして玉ねぎ。じゃがいもやさつまいもは、冷暗所もままならない狭いマンションでは気が付けば大量に芽が出てしまっていました。玉ねぎは傷んで悪臭を放ってしまいます。

夏には太く長くなり過ぎたすりこぎのようなきゅうりと、とにかく苦味の強いゴーヤ、あちこち虫食いのあとのあるトマト。もう目が点になるほど持ち込まれます。

義父は「野菜をもらって喜ばない人はいない」と言い切り、「是非近所のお宅へも分けなさい」と言うので、初めの頃たいして仲良くもなく洗濯を干す際にベランダで顔を合わせる程度のお隣さんに「もし良かったら...」とすりこぎきゅうりを数本おすそ分けしました。すると次の日には「昨日のお礼」と立派なメロンが帰ってきて、ものすごく気まずい思いをしました。田舎育ちの義父にとっては近所付き合いは当たり前なことで、物の貸し借りや食べ物を分け合うことも普通なようですが、都会のマンション暮らしではこういうやりとりは迷惑なだけなのだな、と感じ二度とおすそ分けをすることはありませんでした。

その後も義父の野菜攻撃は止むことなくエスカレートする一方です。おまけにそれまでは仕事が忙しく義父の畑仕事を全く手伝うことのなかった義母までが、仕事が暇になって手を貸すようになりました。ますます大量の野菜が時には宅配便を使ってまで我が家に届けられるようになりました。野菜が高騰する昨今ありがたく頂くべきだよな、と思う一方、大きなダンボールで重い野菜を送る宅配便代を払ったらこのくらいの野菜は買えるのではないか......と複雑な気持ちでモヤモヤする今日この頃なのでした。

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