私たちいつまで働くの...?進化する技術についていけない初老夫婦の悪戦苦闘

<この体験記を書いた人>
ペンネーム:梅雨入り宣言
性別:女
年齢:64
プロフィール:夫68才、息子39才と暮らしています。楽しみは孫の顔を見に娘のところへ行くことですが、なかなかいけません。

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70才目前の自営業を営む夫と暮らしています。40年ほど夫の「土地家屋調査士」という仕事を手伝いつつ過ごしてきました。ですが、今、夫婦ともに歳を重ねるにつれ体力・記憶力が減退に直面しています。正直、いつまでこの仕事を続けることが可能なのかと、心配になってきています。

私達は、年金が国民年金だけなので少額です。これだけでは生活が心配なので、できる限り今の仕事を続けて、少しでも収入を得ていきたいと考えていました。

ですが、この仕事を開業した40年前と今は全く違います。日々進化するコンピューター化、これに頭がついていけず、非常に困っています。

若い人を雇うほどの仕事量はなくなってきているので、細々と自分たちでやっていかなければいけません。ですが、なにか一つ新しいものを導入すると、その操作をすぐに覚えられないのです。たとえ覚えたと思っても、また使ってみると忘れていたりもします。夫婦して「あれ? あれ?」と言いながら日々を送っているというありさまです。

一番切実なのが図面を書くソフトの使用で行き詰まった時です。お互い間違いに気がつかず、何度も同じことを繰り返してしまいます。入力できずにパニックに陥り、クリックばかりを繰り返したりしてしまいます。昨日できたことがちょっとした勘違いで今日はできなかったりして、とてもイライラする日々です。

また、お互いが相手の様子を見てストレスになっているというのも感じています。ソフトの使い方がわからなければ、メーカーのリモートサポートでの指導をうけることができるのですが、夫はその手続きが面倒だといって「そんな面倒なことはできない!」と言ってまた不機嫌になるのです。教えてもらえばいいのにとうんざりしてしまいます。

そんな中、悲しいことが発覚しました。これまで親切な対応をしてくれるリモートサポートに大変たすけられていたのですが、ソフト制作会社がこのサポートを近々終了してしまうと聞いたのです。これがまた我々高齢者たちにとっては、この上なく痛い仕打ち。これからは忙しく走り回っている営業担当者さんに泣きつくしかないのではないかなと思います。

思えば若いころは、今の我々世代の先輩によくコンピュータ操作について教えてあげていました。ですが今反対の立場になって時の流れの速さに驚くばかりです。そろそろ辞め時かなと思いつつ、全くすることがなくなる恐怖になかなか決断ができない状況です。

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