これからのAI・ロボット化社会を考える。アンケートから見えてきた期待と不安とは?

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音声対話型のAIアシスタントを装備したスマートスピーカーが相次いで発売されるなど、AI(人工知能)は仕事面だけでなく日常生活にも急速に普及しはじめています。一方で、日本能率協会がビジネスパーソン1000人に実施したアンケートでは、多くの人がこれからのAI・ロボット社会に期待や不安を抱いていることが分かりました。

気がつけば身の回りに溢れはじめていて、それでいてよくわからない事も多いAI。アンケートから明らかになったAIに対する期待と不安。そして多くのビジネスパーソンが必要と答えた、AI時代に求められる能力とはどのようなものなのでしょう?

AI・ロボット技術への期待と不安

「AI・ロボット技術が進むことに対してどの程度期待しているか」という問いに、1000人のビジネスパーソンは約半数の48.1%が「期待している」と答えました。期待する内容を見ると、仕事面では「効率化」「省力化・省人化」、日常生活面では「自動運転」「ロボット家電」という回答が多かったようです。

「期待をしている」と回答した人を男女別に見ると、女性は男性より10ポイント以上「期待していない」ことがわかります。「男の子はロボット好き」というイメージがありますが、この性別による結果の差は、それ証明しているかもしれませんね。

img_147579_1.png日本能率協会 「ビジネスパーソン1000人調査」【AI・ロボット技術編】より


一方で、AI・ロボット技術が進むことに対しては、不安もあるようです。アンケートでは、半数以上の53.1%が「不安に感じる」と回答しました。ここでは男性より女性、それも特に30代、40代の女性が不安を感じていることがわかります。

不安に感じる内容を見てみると、仕事面では「システムエラーによる事故・混乱」「ロボットに仕事を奪われる」、日常生活面では「人間が退化する」「失業者が増え、経済が悪化する」という回答でした。このアンケート結果をまとめると、働き盛りの女性は男性よりAI・ロボット技術の進化に期待しておらず、それどころか不安すら感じているということになります。

img_147579_4.png日本能率協会 「ビジネスパーソン1000人調査」【AI・ロボット技術編】より

AIは人間の敵?味方?

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AIは蓄積されたビッグデータを元に自ら学習(機械学習)をし、私たちの想像を超えた早さで成長します。世界中の研究機関、大学、企業では脳型(ニューロ)コンピュータの研究が進んでいて、いずれAIは今のコンピュータとは違った次元の情報処理能力を手に入れると予測されています。

しかしながら、その能力を駆使してAIが導き出すのは、単なるデータです。その結果を違う分野の人やAIに繋いで、別の結果を導き出すのが人間の仕事になるのではないでしょうか。人間はAIと違って、決められた処理を実行する必要がありません。AIが出した結果はあくまで一つの参考として、最終的には自分で判断して次の行動を決められるのです。

これこそが、次代に求められるであろう「AIを活用した働き方・便利な暮らし」なのかもしれませんね。

文/長田小猛

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