「喪主が香典持って帰って何が悪い!」葬儀の費用も払わず香典を総取りしようとする弟/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。今から20年以上前、私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

【前回】父の葬式で剥き出しになる親族の本性。喪主の妻が笑ってんじゃねーわ!/かづ

【最初から読む】アッシー・メッシー・貢君だった彼が突然父に結婚の挨拶! 夫との馴れ初め/かづ

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上弟の手には香典袋が入った大きな紙袋が握られていた。

上弟「俺は喪主やろが! 喪主が香典持って帰って何が悪いんや!」

私はこいつはこれが目的だったんだと言う事がはっきりとわかった。

上弟は父に借金を肩代わりして貰い、生活費にも困る状況だったのを知っていた父は、嫁やその母親が気の毒だと思い援助もしていた。

上弟が結婚すると言って嫁と母親を連れて挨拶に来た際に、「この男と結婚したら絶対に苦労するからやめた方がいい」と言ったが、時既に遅く、公営住宅を申し込む際に独身では申し込めないからと入籍を済ませていたので元居た所に戻らせることもできなかった。

父は「持って3カ月やな。あれら(嫁と母親)は絶対に泣き付いてくる。」と言っていたが、案の定3カ月も経たずに「食べて行けない」と嫁とその母親は父に泣き付いて来ていたのだ。

上弟は、結婚したら嫁と母親が2人して稼いでくれるから少々の贅沢な暮らしくらいは出来ると思っていたのに、嫁と母親は「働かずに食べさせてくれる」と思って上弟の元に出て来ているから働き口を見つけに行く事もしない。

そもそも自分の稼ぎだけでもギャンブルや飲み歩きで散財して借金を作っていたのだから、大人3人の生活費など無理に決まっている。

日に日に嫁と母親に「働け!金を稼いで来い!」と怒鳴る上弟に、我慢の限界はすぐに来たのだろう。

父はとりあえず生活が立ち行く様にと借金の肩代わりをし、嫁と母親にはそんな男と結婚したのはある程度自業自得だと言う話しもし、一日も早く働き口を見つけるようにと言い、いくらばかりか援助もした。

ところが借金を親に肩代わりして貰った上弟は、今まで毎月支払いに追われていた事が無くなって気が楽になったのと、嫁とその母親がなんとか働き口を見つけて稼ぎ出した事もあり、自分の稼ぎはほぼ自分で使ってしまう生活になった。

当然嫁とその母親のアルバイト程度の稼ぎでは食べていけず、私の耳に入った時には、嫁はクレジットカードを何枚も作り、その全てを満額借りて焦げ付かせ、嫁は自己破産していた。

けれども葬式などはその後に支払いがあり、当然香典返しなどもある。

香典全てを上弟が持って帰っても、到底それをする事は考えられない。

下弟「そしたらこの葬式代全部兄ちゃんが払うんか!」

上弟「互助会入ってたやろ!」

私「あんた、互助会で全部支払えるわけ無いやろな。それに、昨日の通夜振舞いは私が払ってんで? 飲み代や寿司代でいくら掛かったと思うん? 『子供一同』の花輪も私が払ってんねんで? あんた十円の金でも出したか? お父さんが入院している間も、あんた見舞いにチョロッと何回か来ただけやろ? 私はガソリン代に高速代やなんやでいくら掛かったと思てる? 10万、20万で済まんのやで? 受付してくれた社員さんへのお礼も、本来なら喪主が用意するもんや! それも私が出してんのやけど? あんた何した? それでようも香典代総取りやて言えたな! あんたを喪主にしたんは会社関係の手前でしょうがなくや! 長男のあんたを喪主にしたんは、あんたにカッコ付けさせたったんやろ! なに調子に乗ってんねん! カッコが付いただけでもありがたく思えや!」

普段偉そうに怒鳴り散らしている嫁とその母親の前で私にぐうの音も出ないほどの事を言われて恥をかかされたと思ったのか、なにやら喚きながら控室の畳の部屋一面に香典袋を撒き散らし、嫁とその母親を連れて帰って行った。

下弟「兄ちゃんの事やから、ここの支払いもせぇへんとほったらかしにするつもりやろ。香典返しも何万円包んで貰ってもせいぜい千円程度の物しか返せへんやろうし、なんやったら返しもせぇへんつもりやろうからな。」

下弟がこう言ったのには理由があり、当時上弟はとにかく飲み会やら社員旅行の幹事になりたがり、自分は一円も出さずに、むしろいくらか残して自分の懐に入れていたのが噂で広まっていたのだ。

それを察した他の社員が幹事になると、自分は不参加を言っておきながら飲み会の終了間際に店に行き、手付かずの大皿料理や飲み残しの瓶ビールを根こそぎ飲み食いしては「別に一人分追加して貰った訳や無いんやから」と幹事に難癖をつけて金を払わずに帰る事をしていた。

支店は違うものの同じ会社なので噂が回るのは早く、下弟も私の夫も「この前あいつがまたこんな事しててな」と聞かされることは身内だけに嫌で済まないくらいだっただろう。

その後、下弟が葬儀など全ての支払いを済ませたが、私が出した分の費用(父に付き添った際に使った費用、通夜・葬儀での飲食費、花輪、受付への御礼)に関しては一言も無かった。

父に対して出来る最後だろうと、香典を出したと思って私も下弟には何も言わなかった。

四十九日が終わり、無事に納骨も済ませた頃、下弟から電話があった。

父の遺産の話しで集まりたいとの事だった。

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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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