こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った
ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに
今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】義父と歩行器をめぐる議論は堂々巡り。そんなとき義母から「鶴の一声」が!/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
義父の歩行器利用の是非を言い争っている最中いきなり発せられた義母の「やめときな!!」
それは果たして義父に対してでしょうか?
それとも歩行器を反対する私たちに対してでしょうか?
...どうやら、義父を止めに入ろうとしたみたいです。
普段は穏やかで、声を発することも少なく、今では不穏にならなければ一日うつらうつらしていることがほとんどの義母。
その上、大正、昭和を生きてきた義母。
義父に面と向かって歯向かう場面を見たことがありません。
それが義父に意見し始めたんですもの。
義父も私もびっくりです。
私としては義母の思いがけない反論がおかしくって「もっとやれやれ~」と言いたいところですが、義父にとって『妻の反乱』は火に油。
いよいよ引っ込みがつかなくなっちゃったようで、だんだんめんどくさい方向にこじれてしまいました。
...こりゃ、埒があきそうもありません。
もちろん本意ではありませんが
歩行器のレンタルをおーさんにお願いすることにした次第です。
『その人らしい生き方を尊重する』ことは介護する上でとても大切なことと後に受けた講習で勉強しましたが、実際、寄り添う側にとって簡単な話ではありません。
これは義父母を介護する間、たびたび感じることでした。
程なくして義父待望の『歩行器』が我が家に到着。
それと同時に
当初の不安は見事的中。
この『歩行器』をめぐり様々な波乱が巻き起こることとなるのでした。
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