こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
2階にある義父母の部屋から、突然立てなくなってしまった義母...。夫とふたりで何とか立たせて、1階に下ろすことに...。前回の続きです。
前回の記事:「おーい、来てくれ!」2階から響く義父の大声。そこには...突然立てなくなった義母の姿が
時間はかかりましたが何とか義母を1階まで連れてくることができました。
手を洗い、食卓に着かせるとどうやら食欲はある様子です。
お箸もちゃんと持ててるし、クスリを飲むときにコップの水もこぼさず飲めています。
表情はいつもよりさえないですが
出された朝食はあらかた完食。
この分なら緊急を要することもなさそうでしたが、念のため義母には一日居間に居てもらい、この日は様子見としました。
そして夫と相談して翌日月曜日には、病院へ連れて行くことに。
義母の歩き方はちょこちょこと、小刻みにしか進めなくなっていましたので、以前親せきから譲ってもらった車いすを初めて使うことにしました。
長らく出番を待っていたこの車いす。
夫が点検整備してくれました。
また、どういった病院を受診すれば良いのか分かりませんでしたので調べたところ、家から少し離れてはいますがMRIを備えた新設の脳神経外科があることが分かり、そこを受診することにしました。
あれこれ準備を整えて翌日に備えます。
2階へ上がって再び下りられなくなるのも心配だったので、この日の夜、義母は1階居間でワタシたちと布団を並べて眠りました。
さて、翌日の朝。
普段の通院は自家用車で向かうのですが
動きのわるい義母を車に乗り込ませるのも大変です。
私一人で(夫は仕事です)連れて行くのはとても不安だったため、タクシーで往復することにしました。
初めてかかる医療機関を受診する場合は、保険証や各種受給者証の他に、毎日飲んでいるクスリの詳細(お薬手帳など)を持参します。
病院ではかなり待たされることを覚悟していましたが、症状を聞いて先生はすぐに緊急のMRI検査を入れてくれました。
結果は
年相応に小さな梗塞の痕跡は見られるものの重大なものは見つからず、「一過性のものでしょう」とのことでした。
先生は続けて、この時期の高齢者は体調を崩す人が急に増えるということも話してくれました。
そういえばこのところ朝晩急に冷え込む日が増えていました。
若い人たちにはしのぎやすいこの季節も、順応しにくいお年寄りにはあまり芳しくないもののようです。
暑い季節はそれなりに水分補給が気にかかるのですが、気温が下がるとオシッコが近くなるからでしょうか?お年寄りはどうしても水分を摂りたがらなくなります。
しかし寒暖差が激しく乾燥するこの時期は意外と脱水に陥りやすい時期でもあり、注意が必要なのだそうです。
また脱水に限らず、認知症の義母は身体の不調を自覚することも訴えることも難しくなりつつあり、今回のように症状が現れてから介護側がやっと気づくことも少なくありません。
今思えばこの辺りから義母の状態が加速して落ちて行ったように思います。
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