<この体験記を書いた人>
ペンネーム:くあら
性別:女
年齢:53
プロフィール:そろそろコロナにも飽きたなあと思う50代。
50歳を越えた頃から動きが鈍くなったな、とは感じていました。
家の中でドアノブに肘をぶつけたり、階段の上り下りですねをぶつけたり、毎日何かしら「痛っ!」と悲鳴をあげているような気がするのです。
たいした怪我ではないのですぐに忘れているのですが、何かの拍子に「あれ? この青アザは何? いつできたの?」と気づくことが増えてきました。
先日、お風呂に入ったときのことです。
体を洗っていると「ん? なんか痛いな」と感じました。
よくよく体を見てみると、膝に大きな青アザがあるのを見つけたのです。
ぶつけた覚えもないため、いったいいつできたものなのかもわかりません。
しばらく考え込みましたが、わからずじまいでした。
その後、数日たっても痛みも青アザも消えないので、念のためお医者さんに診てもらうことにしました。
医師からは、別に骨折の疑いはないし、特に必要はないと思うけれど、痛みが続くようならと気休めに湿布を出してもらいました。
「長いこと青アザが消えないんですが」
私が言うと、医師は苦笑いしながら話してくれました。
「う〜ん、まあ、若い頃よりは新陳代謝も落ちてますんでねえ。まあ気になさらなくてもそのうち消えるんで...」
歯切れ悪く話した後にこう言いました。
「年をとると筋肉量が落ちますよね。すると身体が冷えやすくなって、毛細血管が切れやすくなるんですよ。すると、ちょっとした刺激でアザになりやすくなるんですよねえ」
つまり、歳だから仕方ないと言うことなんだな? と愕然としました。
確かに若い頃は余程のことがない限り青アザなどできませんでしたし、できたとしても数日で消えたので、気にすることもありませんでした。
何より、ちょっとしたことであちこちぶつけるようなこともなかったように思います。
加齢による鈍さでぶつけやすくなり、それがアザになりやすくなり、新陳代謝の低下で消えにくくなる...。
ようやく消えた頃にはまた次のアザができている...。
そんな負のループが始まっているのだと実感させられました。
そうか、筋肉量の低下が悪いのかと実感した私。
足腰が弱らないためにもスクワットなどをして筋肉をつけるべきだと何かで聞いたことがあるなと、さっそく筋トレを始めることにしました。
しかし、その運動でよろけたり、腕をついたりで、また新たな青アザを作ることに...。
結局、いつまでたってもアザが治りません。
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