<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:52歳の兼業主婦。最近は感染症対策で、いつも除菌スプレーを持ち歩いてます。
私は今年52歳の兼業主婦です。
今年50歳になる母方の従妹がいるのですが、その従妹の家の家庭内ルールが面白いのでお話ししたいと思います。
私と従妹は家がたまたま近所だったため小さいころから仲が良く、お互い結婚してからは同じ地域に家を構えたこともあり、現在も頻繁に連絡を取り合ったりしていました。
そんな従妹の旦那様(50代)は医療関係の仕事についています。
そのためか、潔癖というわけではないのですが、付き合っていた頃から、食事前に手を拭いたり、帰宅時の手洗いうがいなどは少し厳しい様子でした。
特に子どもが生まれてからは、子どもたちにもうがいと手洗いを徹底させて、できていないなら厳しく叱っていたようです。
しかし、そこまでは従妹からその話を聞いても「まぁ、基本的にした方が良いことだし、習慣づけるという意味でも良い躾ではあるのだろうな」と私も思うだけでした。
ただ、この昨今の感染症への対策もあり、追加で徹底されはじめた家庭内ルールがあるということを従妹から聞いて、私はその内容に驚きました。
それは、玄関で服を全部脱いでから家に上がる、というものです。
従妹から聞いた、言い出しっぺの旦那さんの主張はこうです。
「玄関ですべての服を脱ぐことにより、外出しているときに服についた花粉やウイルスを家の中に持ち込まないようにできるので、実践しよう」
確かに、私たちが住んでいる場所は、子どもたちは通学の時にはどうしても電車やバスに乗らないと学校に通えない地域のため、旦那さんが心配する理由もわかります。
特に私は花粉症持ちなので、コートやマフラーなどについた花粉は払ってから家に入るようにしているので、余計に理解できました。
しかし、玄関にバスルームに置くような洗濯籠と家着を置くラックを置き、帰宅するたびにそこで着替えているという話を聞くと、なんだかモヤモヤします。
「着替えているときに誰かが訪ねてきたり、他の家族が帰ってきてドアを開けたらどうするんだろう」
毎日行っているのだから、ありえないことではありません。
その光景を想像すると、少しシュールな感じがして笑ってしまいました。
最近は3度目の緊急事態宣言が出されたこともあり、除菌ケースを購入したそうで、帰宅したらすぐに携帯電話をそれに入れて除菌をしているのだそうです。
このご時世ですので事情はわかりますし、そうした方がいいことも理解できるます。
しかし「玄関に携帯電話専用の除菌ケースが増えた...」とため息交じりに電話してきた従妹に、やはり少し笑ってしまいました。
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