<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さくら
性別:女
年齢:53
プロフィール:共働きの主婦です。55歳の夫と2人暮らしです。手洗い・うがいを頑張りすぎの夫に困っています。
53歳の共働きの主婦です。
子供はおらず、55歳の夫と2人暮らしです。
今年の2月初旬から始まった、夫の「過剰な手洗いとうがい」に困っています。
もともと夫は、手洗いやうがいを「そこまでしなくても、いいのでは?」と思うほど、念入りにやるタイプです。
特に手洗いは、山のように石けんを泡立て、帰宅時、食事の前、トイレの後と、それぞれ1回につき10分以上かけて行います。
夫曰く、このくらい丁寧に洗うと、ばい菌が断末魔をあげて消滅していくのが見えるそうです。
その成果なのか、夫はここ20年、風邪一つひいていません。
そんな夫は、新型コロナウイルスによる新型肺炎が猛威を振るいだすとさらにエスカレート!
手洗い・うがいが有効な予防法と報道されると、今までにも増して、手洗い・うがいに力を入れるようになりました。
まず、うがいは、タイマーをかけてきっちり5分間、行います。
試してみるとわかると思うのですが、うがいを5分間続けるといのはかなりしんどいです。
私は1分で飽きました。
報酬を貰うか、医師の指導でもなければ、私には絶対無理です。
うがいの時点でもはや普通ではないのですが、手洗いに至っては、完全に異常と言っていいレベルに進みました。
夫はなんと、帰宅時、食事の前、トイレの後と、それぞれ30分にわたり、延々と手を洗い続けるようになってしまったのです。
帰宅してから30分、入浴後、さらに夕食の前に30分と手を洗うせいで、夫の夕食の時間は、
1時間は遅くなりました。
私は、手を洗い続ける夫を横目に、先に夕食をすませていますが、夫の夕食を温め直したり、後片付けをしたりしなければならないので、寝る時間も遅くなり、毎日、睡眠不足です。
おまけに、夫が手洗い・うがいで洗面所を独占しているので、使いたいときは「ちょっと使わせて」と、割り込まなければならず、朝の忙しいときなど、イラッときます。
夫は、幸い新型肺炎やインフルエンザ等には罹っていないようですが、手を洗いすぎて、指の皮はむけ、ささくれからは出血し、手全体から白い粉が吹いている有様です。
声も、うがいのやりすぎのせいなのか、少し枯れてきたように感じます。
いくら、手洗い・うがいが効果的でも、やりすぎは体に良くないはずですし、ここまでやると体力も消耗して、逆効果なのではと心配しています。
夫は今日も、「これでもか」とばかりにうがいをしたのち、まるで親の敵のようにゴシゴシと手を洗い続けています。
「手もボロボロだし、そんなに洗わなくてもいいんじゃない? 声も枯れてきたみたいだし、うがいももう少し短くていいんじゃない?」
「コロナ対策だよ。オレが感染したら困るだろう」
平然と言い返す夫に、私の心配とあきれは届かないようです。
確かに感染されたら困りますが、今のままでも健康に良くない気がするのですが、みなさんはどう思いますか?
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