<この体験記を書いた人>
ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:65
プロフィール:主婦です。「結婚生活とご近所づきあいは片目をつむってするものだよ」と母に言われたことを思い出します。
65歳主婦です。
夫と猫と戸建て住宅に住んでいます。
住宅地なので家と家の間隔が狭いのですが、お隣さんの小さな気遣いのなさにモヤモヤしています。
お隣の家からよく我が家の庭に洗濯物が落ちてきます。
お隣さんの2階のベランダが我が家の敷地のすぐ隣に位置しており、少なくとも週一回は洗濯物が飛び込んできます。
毎回飛んでくる物は同じで、タオル、風が強い時はハンガーにかかったシャツ、ごくたまにシーツ。
声をかけ忘れて2日くらい落ちたままだったこともあるので、おそらくご本人は落ちていることに気づいていません。
勝手に置いてくるのも怒っているみたいで感じが良くないかしら? と思い「洗濯もの、庭に落ちてたんで置いておきます」とインターホンでお知らせして玄関に置いていました。
毎回声をかけるのが面倒だ...と思っていたところ、「いつもすみません。気を付けますんで、もし洗濯物が飛んで来たら玄関にでも置いといてください」と申し訳なさそうに言われました。
「おっと...毎回ピンポンしていたから煙たがられたかしら。でも気づいたならよかった」
少しホッとしました。
でも、「洗濯物が飛ばないように気を付けるようにする」わけではなかったらしく、以前と変わらぬ頻度で庭に飛んできました。
インターホンで知らせないで黙って置いて行っていいよ! というそのまんまの意味でした。
ほかにお隣さんからよく飛んでくるものはバイクカバー。
バイク置き場も我が家の裏手にあるので、強い風が吹いた日はほぼ毎回庭に飛んできます。
これも留め具をかけたり、洗濯ばさみでちょっと挟めば飛んでこないのになあ...と思いながら返しに行きます。
お隣さんはきっと大雑把なタイプなんです。
庭の様子を見ていても思います。
夏になると、雑草や庭木がちょこちょこ侵入してきて「今年もここまでよく茂ったなー」と思う頃に草取りや剪定をしています。
洗濯物も庭木も、迷惑になるかならないかぎりぎりの線なので苦情を言うもははばかられます。
お隣さんが大雑把で細かいことにこだわらないおかげで、我が家が助かることも多々ありました。
いざという時には「大丈夫ですか?」と声をかけあえる、程よい関係なのはありがたいです。
でも庭先に落ちている洗濯物やバイクカバーを拾い、ちょっと遠回りをして玄関に置きに行くと、どうしても考えてしまうのです。
「どうして洗濯ばさみでとめないのかな」
「庭があんなになるまでどうして放置するんだろう。小さいうちに取っちゃった方が楽なのにな」
など余計なことを考えてしまい、「いやいや、よそはよそ・うちはうち」と思い直したり、何ともモヤモヤします。
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