アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
結婚35年目。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。
11歳年上の夫と結婚して男の子を出産。その後、夫は義実家の近くの市営住宅に勝手に申し込みをしてきたのだった。
前回の記事:義母の言いなり!我が子を見に来ない夫が勝手に決めた戦慄の引っ越し先/かづ
市営住宅の手続きを終えた夫が帰って来た。
夫は私に鍵を1本渡してくれた。
『1本はおふくろに渡してきたから。』
私の中での自問自答が始まる。
『お義母さんに鍵を渡すのって普通なの??
これって、常識なの??』
当時の私は21歳の誕生日を迎えたばかり。
当然『主婦としての常識・既婚者としての常識』という物に欠けている。
実際、日々勉強で、買い物に行けばそこら辺のオバチャンをつかまえては
『これ、どうやって食べるんでしょうか?』
と聞いていたくらいだ。
夫から、鍵を義母に渡したと聞いたとき、まずはそれが普通なのか、常識なのかと疑った。
しかし夫からは
『何か有った時に、僕もかづちゃんも居ない場合、万一家に入って貰わなければならなくなったり、鍵を失くして家に入れなくなったりした時に困るから』
と言われた。
なるほど...
とは思ったものの、夫の目は
『おふくろに渡して、何か文句でも有るのか??』
と言っていた。
私の実家に引越しの事を知らせると
当然あの父が黙ってはいない。
相談とか愚痴を言うと怒鳴り込んで来そうだったから、報告と言う形にした。
報告と言ったって、結局は
『なんでそんな所を申し込んだんや!!』
やら
『そんな寒い所で辺鄙な所に行って、どないするんや!!』
と突っ込まれ
最後は
『だって、知らん間に勝手に申し込まれててんもん...』
と言うハメになった。
『あいつはどこまで調子に乗っとんや!!』
父の怒りは当然である。
ここまで好き放題、好き勝手し出す夫に、妻である私がいちばん唖然しているのであった。
ここまでくるとこのまま夫に着いて行くかどうかの思案所では有るが、なぜかもう一人の私が背を押しているのだ。
『なにビビッてんの!
今まで負け知らずのアンタやなかったん??』
そうだった。
私はこんなキャラではない。
悪に立ち向かわなければならない!!
↑当時、本気でこう思っていました。
しかも、
夫の理不尽さに屈してはならない。
叩き直してやろう!
ここで弱音を吐いちゃならない!!
とまで思っちゃった訳です。
実父母には
『何か有ったら、必ず子ども連れて帰って来るように!』
と、半ば約束させられたが、私自身の気分は
『悪の権化よ!来るなら来い!!』
であった。
結局、引越しの日に悪の権化は来なかった。
少し気負い過ぎたのか、迎え撃つ気で居たので拍子抜けした。
それから10日あまり、義母からの連絡も無く、さりとて義母の所に行く事も無く、時が過ぎた。
『な〜んだ。
別に構える必要なんて無かったじゃん...』
私はホッとして、可愛い可愛い我が息子の笑顔に癒されていた。
相変らず夫は全く息子を抱く事も見向きもしなかったが、義母からの電話の無い日々の方が、私を安心させた。
だが、そんな日々は、早くも崩れた。
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