<この体験記を書いた人>
ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:52
プロフィール:脳梗塞の夫と二人の子供と暮らす、働くお母さんです。
私(52歳)は、食品製造関係の会社で、フルタイムのパートをしています。
同年代の女性ばかりの職場なので、1時間の休憩時間には、それぞれちょっとしたおやつを持ち寄って、気の合う者どうし楽しくおしゃべりに花を咲かせるのが、いつもの日課です。
しかし、この「おやつ」が、思わぬ騒動の原因になってしまいました。
一緒に休憩を取っているのは、6~10人くらい。
おやつは皆、一袋100~300円くらいの安価なお菓子が中心なのですが、A子さん(55歳)は、シュークリームやプリンなど、値段もカロリーも高めのおやつを人数分持ってくるのです。
100円のプリンでも10人いればそれだけで、1000円です。
1日だけならまだしも、毎日となると月にすれば万単位のお金がかかってしまいます。
さすがにその真似はできませんが、貰うばかりというわけにもいかずに、皆、たまにAさんと同じように、高めのおやつを買ってくるようになりました。
そうなると、「じゃあ私も」という感じで、だんだんと値段もカロリーもお高めのおやつを持ち寄るように。
私も自分だけ知らないふりは出来ずに、何度か奮発してケーキ屋さんでプリンやシュークリームを買って持参しましたが、かなり懐にダメージが...。
さらに「おいしいけど、これ絶対太っちゃうよねぇ」なんて笑い話をしていたら、なんとも笑えない状況にもなってしまいました。
問題が発覚したのは、会社の健康診断の時でした。
会社から手渡された健康診断結果を見て唖然。
皆が皆、体重が前回よりも3キロ以上太っていたのです。
中には、7キロ太ったという横綱級の同僚も。
それだけでなく、おやつを食べていた同僚は全員、血糖値・血圧で引っかかって要再検査もしくは要精密検査。
私はもともと高血圧の薬を飲んでおり、おやつをあまり食べなかったため引っかかりませんでしたが、こうもてき面に結果が出たことに驚きました。
ということで、皆で話し合って、今までのようなハイカロリーなおやつは控えようということになりました。
それからは、おからクッキーやこんにゃくゼリーなどの、ダイエット向きのおやつが登場するように。
おやつ合戦の発端になったA子さんはどうしているかというと、相変わらずしばらくは値段もカロリーも高めのおやつを持ってきていました。
しかし、同僚のダメ出しを受け、現在ではローカロリーのおやつに切り替えています。
たかがおやつ、されどおやつです。
何気なく口にしていますが、健康のためには食べ方に気を付けなければと、改めて考えさせられました。
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