<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まろ
性別:男
年齢:41
プロフィール:妻と3人の子供がいます。子供の躾って多くの人が悩んだり、苦労したりきっとしておられるのだと思います。
私には3人の子供がおり、1番上は中学2年の男の子です。
長男は相手の感情や、話の内容を理解するのがやや苦手で、理論立てて説明をするように接しております。
息子はゲームが大好きで、放っておくといつまででもゲームをやり続けます。
最近与えたスマホでは、深夜までゲームをやって、数時間寝てまた朝早起きしてゲームをして学校に行く状態です。
さすがに学業の面でも、健康面でも悪いだろうと思い時間に制限をかけていますが、息子は親の目を盗んでは、私には分からない方法でアクセスしてゲームをやるというイタチごっこです。
最近の子供は、スマホの使い方についてはもはや親を超えていますよね。
思春期の子供との会話は思うように行かず、感情的な言葉をお互いにぶつけてしまい、大喧嘩になったことも多々。
その都度、妻からは器が小さいとか言われ、反省しております。
ある日、息子と落ち着いて、ゲームが駄目ではない、やりすぎるのはよくないという話をしました。
先述したように少し難しい子なので、納得しているかどうか確認しながらの会話です。
「ゲームが駄目なのではなくて、ゲームを中心に行動することが良くないんだよ」
「ゲームに支配されてる感じがするよ」
「寝る間を惜しんでゲームをするのではなくて、自分の将来にプラスになることがもっとあるはずだから、そういうことに時間を使った方がいいと思う」
「自分の人生のすべてがゲームになってしまってそれでいいのか?」
声が荒くなったりしないよう努めながら話をしておりました。
そこでふと、考えたことがあります。
「あれっ? 俺は息子と同じ歳の頃は何をしていたっけ?」
「ゲームはここまでしていなかったけど、他のことで夢中になってなかったけ?」
なんかモヤモヤしてしまいました。
俺の人生は息子に自慢できるほど、ましてや叱ったりできるくらい立派だったのだろうか?
別の日には妻が息子に対しお説教をしていました。
「ゲームばかりでどんな人生を送りたいの!?」
「どんな人間になりたいの?」
「しょーもない男になるで!」
妻の説教を聞いていて私が思ったのは「おー、なんだか聞いてる俺の方がつらい、グサグサ刺さる!」でした。
なんだか自分にも当てはまるなあと。
子供の躾っていろいろあると思いますけど、行動を否定することは意識して辞めていこうと思いました。
親だから注意すべきことは言いますが、自分自身も他人から見れば大した人生を送ってきたわけではありません。
自分自身ではそれなりにいい人生だったと納得してますけどね。
だから、子供には法に触れることなど絶対的に駄目なものは別として、したいと思ったことを否定せずに、自身で考えるきっかけになる言葉をかけていこうと思ってます。
人生はその人の生き方であって、他人が口出ししたり、強制したりするものではないのですから。
子供との会話でモヤモヤしたものを感じ、自分の中で葛藤もあったりもしましたが、受け入れることが出来て良かったと思いました。
子供の躾で自分が成長することがあるって聞いたこともありますが、まさに自分自身の気づきになったいい経験でした。
関連の体験記:「この前の、いくら残ってる?」ってお義母さん、息子の進学費用の足しにってくれたはずじゃ⁉
関連の体験記:14歳男子の継母になった私。4年たって突然訪れた...「息子との嬉しい瞬間」/キッチン夫婦(妻)
関連の体験記:娘の学費のため...50代・シングルマザーの私がホームセンターで始めた「ハードな副業」奮闘記
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。