こ、これは...。単身赴任から戻るたび「物を捨てられない」妻と娘に感じる「我が家の危機」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まるおじ
性別:男
年齢:52
プロフィール:専業主婦の妻と子供2人の4人家族の父です。単身赴任中で月1、2回自宅に戻る生活が3年ほど続いています。

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我が家の悩みの種は、40代半ばになる私の妻が要らなくなった物を捨てられずにため込んでいくことです。

転勤族の両親の元で育った妻は、幼い頃から何度も引っ越しを経験してきました。

その度に、せっかく出来たお友達ともお別れしなければならず、せめてお友達から貰った思い出の品だけは引っ越し先に持って行こうとしたのだそうです。

ですが、ドライな性格の母親にはそのことを理解してもらえなかったようです。

「荷物が増え続けると次の引っ越しが大変だから」

そんな理由で殆どのものが捨てられてしまったため、子供時代に大事にしていた物はほとんど手元に残っていないとのこと。

その反動で、成人して一人暮らしを始めるようになってからは、妻は不要になった物も捨てることができずに取っておくようになったそうです。

私と結婚して新居に引っ越しした時には、既に私の荷物の数倍の量になっていました。

そして、子供が産まれて成長するにつれ、「思い出の品」はどんどん増え続けていきました。

私も転勤族だったため、結婚してしばらくは数年おきに転居する生活だったのですが、引っ越しを重ねる度に運び込む荷物は増え続けました。

そして、10年ほど前にようやく一戸建ての家を購入して落ち着いた時には、引っ越し業者も驚くほどの量の荷物になっていたのです。

私もさすがに危機感を持ち、一度はかなりの物を処分したのですが、3年前に私が単身赴任を始めた途端に再び物が増え始め、ついに我が家は足の踏み場もない状態になってしまいました。

今では収納からあふれ出してしまった「思い出の品」を、家に客人が来るたびにリビングから寝室に移動させ、帰ると戻す作業を繰り返すようになり、家族全員がくたくたの状態に...。

そこで、妻と話し合い、昨年末に「3年以上使っておらず、今後も使う予定のないものは記念写真を残して処分する」というルールを作りました。

それでも、最初のうちはかなり抵抗してなかなか物を処分しようとしないでいた妻。

しかし、腰痛が悪化して頻繁に重い荷物を移動させることが困難になってきたこともあり、最近になってようやく少しずつですがリビングを占拠していた荷物も減り始め、私も一安心していました。

だがしかし...遺伝なのか、それとも親の姿を見ていたからなのか、今度は小学5年生の娘が物を貯め込むようになってしまったのです。

リビングから処分した物の中に、本人が小さい頃から大事にしていたものが混じっていたようなんです。

それ以来、チラシの裏に書いた落書きやクッキーの入っていた空き缶のような物まで「大事なものだから」といって自分の部屋に貯め込むようになってしまいました。

そのため、今度は子供部屋が荷物で一杯になりつつあります。

私は家に帰るたびに娘に注意するのですが、妻は自分の過去の経験もあり、あまりうるさく言えないようです。

近い将来、またまた我が家が物であふれ返る日が訪れるのではないかと不安でたまりません...。

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