みなさんこんにちは。
日々うさぎの魅力を発信している「うさぎのふうた」の飼い主です。
前回のエピソード:うさぎの目に涙がキラリ...でも実はこれ、病気のサインなんです。
今年も梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。
とはいえここ数年、異常気象で5月に30度近くまで気温が上がる日も・・
2020年も猛暑になりそうなので、暑さに弱いうさぎには温度管理が必須です。
人間は汗をかいて温度調節をしますが、汗腺を持たないうさぎは汗をかくことができません。
ではどこで体温を調節しているのでしょう?
その答えは...「耳」。
チャームポイントでもある大きな耳に張り巡らされた細かい血管を、空気にあてて放熱しているのです。
ただ、人間の「汗」のように効率良くはありません。
野生のうさぎなら、地面に穴を掘り暑さを逃れることができますが、ペットのうさぎが過ごすのは大半がケージの中。
飼い主さんが温度管理をしてあげなければ為す術はありません。
うさぎにとって「快適な環境」と言われているのは、気温15度〜26度・湿度40%〜60%。
ということは、気温が26度を超えると不快に感じるということです。
近年は4月でも26度を超える日が記録されているので、春先から秋にかけては、エアコンや除湿機を使い、シビアに温度調節を行う必要があります。
私が実践しているのは、以下のこと。
まず、5月から10月は、ほぼエアコン入れっぱなし。
そして夕立ちや雷雨が予想される時は、落雷による停電に備えて冷蔵庫で冷やした保冷剤と冷凍庫で凍らせた保冷剤を準備。
湿度が高い時は、エアコンを冷風からドライに切り替える。
こうしたことで、8歳のふうたが快適に過ごせるよう常に注意しています。
ちなみに保冷剤は、うさぎがかじっても中身の出てこない「硬い容器に入っている物」が誤飲の心配がなくおすすめです。
停電やエアコンの故障などで、気温30度以上の状態が続くとうさぎは危険な状態に陥り、人間と同じように熱中症になることがあります。
うさぎの熱中症は症状が急激に悪化するので、重症化すると助けられる可能性が極めて低くなると言われています。
元気がない・ぐったりしている・呼吸が早い・よだれが出ているなど、暑い日にいつもと違う様子が見られる場合は熱中症を疑った方がいいです。
そういった症状が見られた場合、すぐに動物病院へ連絡し、症状を詳しく伝えた上で医師の指示に従って受診してください。
どうしてもエアコンが使えないという場合は、凍らせた大きな保冷剤をタオルに包んで(凍らせたペットボトルでも可)ケージの中と周囲に多めに設置し、扇風機を首振り状態にしてうさぎの周辺の温度を下げるようにしましょう。
※うさぎは水滴で体が濡れるのを嫌うため、保冷剤はタオルで巻くことをおすすめします。
なお、天然石やアルミのプレートをケージの中に敷いてあげるのも効果的です。
扇風機の風だけでは、体温を調整するのは不十分なので注意しましょう。
年々厳しさを増す暑さ・・。
夏場の電気代は明細を見るのも怖いですが、大切な家族であるペットが、快適に夏を乗り越えられるようエアコンだけはケチらず稼働させてくださいね!
ふうたの飼い主
※ふうた・こたろう以外の写真はイメージです。
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