<この体験記を書いた人>
ペンネーム:masako
性別:女性
年齢:53
プロフィール:53歳の主婦です。55歳の夫と2人暮らしです。清掃のパートで同僚から「休み代わって」攻撃を受けました。
5年ほど清掃のパートを務めていたのですが、今年(2020年)の2月で辞めました。
退職の理由の一つは、同僚からの「休み代わって」攻撃です。
私が働いていた清掃現場は週休2日でしたが、土日休みではありませんでした。
休みをとる場合、私を含む5人の女性スタッフがそれぞれ希望日を提出し、本社の上司がそれらを考慮して1カ月のシフトを作成する、いわゆる「固定シフト制」でした。
休みはよほどの無理を言わない限り、希望通りに取得できました。
シフトに関してはいろいろな考えがあるとは思いますが、私は一度決めた休みは急な不幸や本人や家族の突発的な病気、怪我以外ではむやみに変えてほしくないほうです。
外出の予定のある日はもちろんのこと、たとえ出かける用事がない日でも、休日を基準に体調をコントロールしたり、買い物や家事の予定を立てたりしているからです。
実際に、私が5年間の勤務の中でシフトを変更して貰ったのは、実父が亡くなった時と、自分がインフルエンザに罹った時の2回だけでした。
他のスタッフも私と似た考えでしたが、1人だけやたらとシフト変更を頼んでくるAさんという60代の同僚がいました。
「友達からランチに誘われた」
「映画の招待券の期限が近いから」
「ちょっと疲れちゃったから」
などなど。
私の感覚からすると、Aさんは信じられない理由で休みを代わって欲しいと言ってくるのです。
しかも頼み方がまた非常に腹立たしく、「困っている時はお互い様よね」と微塵も悪びれる様子もなく言ってのけるのです。
困るほどの用事ではないし、そもそも「困っている時はお互い様」は頼む方が言う台詞ではありませんよね。
おまけに私をAさんのシフト変更要員とでも思っているのか、代わって当たり前。
用事があって断ると、「えー、代わってくれないの? 困る、困る」と大騒ぎしたあげく、挨拶をしても無視するなど露骨に冷たい態度を取るのです。
それが嫌なので、用事があっても私はできる限りシフト変更に応じてきました。
おかげで在職中は、自分の予定がろくに立てられませんでした。
5人のスタッフは同期入社でしたが、Aさんがシフト変更を迫る相手はなぜか私だけ。
他のスタッフは全員が60代で、私が最も若かったからかもしれません。
私の退職後は、Aさんは1人に特定せず各スタッフに「休み代わって」攻撃をしかけたようです。
皆さん、最初のうちは「お互い様だから」と、快く引き受けたそうです。
ですが度重なる要求にうんざりして今では誰も応じなくなり、Aさんはすっかり孤立していると聞きました。
こういっては何ですが、ほんの少しだけ溜飲が下がる思いです。
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