もう義母は自力で2階へ上がれない...リビングにベッドを置く「本格介護の始まり」/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。

義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:転倒した義母の様子がおかしい! レントゲン撮影で判明したのは...⁉

病院から帰って来て最初に取り掛かったのは義母のベッドの移動でした。

痛がって歩くのもやっとの義母をもう2階に上げることは出来ません。

しかし夫は朝早くに出勤して不在ですし、簡易の物とはいえ、義母のベッドを私一人で階下へ下ろすこともままなりません。

困っていると、そこへ折よく帰ってきた長男。

力仕事を一手に引き受けてくれたのには本当に助かりました。

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さて、問題はそのベッドをどこに置くかです。

突然降ってわいた義母の居室移動。

我が家の1階に適当な部屋はありません。

色々検討しましたがトイレや玄関の出入りを考えると置ける場所はリビングしかありませんでした。

ソファを片付けるなどして

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リビングは急ごしらえの義母の『介護部屋』と化したわけです。

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病院から帰って来てからも相変わらず顔色が冴えずウトウトと元気のない義母。

お昼ご飯もほとんど手を付けず水分だけは何とか摂れる状態です。

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数日前、せん妄症状が出たこともありましたし...

関連記事:顔も動作も...まるで別人! 認知症の祖母が風邪薬を飲んで「覚醒」してしまい...⁉

安静にするという意味を認知症の義母が理解できるかどうか心配しましたが、この時はほとんど動く気配がありませんでした。

夕方には仕事の途中で次男も家に寄ってくれました。

(市内で一人暮らししている次男は鍼灸マッサージ師をしています。)

『ばあちゃんの一大事』を心配してきてくれたようで

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整形外科の先生から聞いた内容を説明すると

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と、いくつかアドバイスして

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再び慌ただしく仕事に戻って行きました。

結局義母はこの日、晩ごはんもほとんど食べることが出来ず、お茶だけ飲んで早々に眠ってしまったのですが...

その夜から私は義母と同じ部屋で寝ることに。

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こうして本格介護の第1夜はふけていくのでありました。

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山田あしゅら

50代後半の主婦。息子3人はそれぞれ巣立ち、現在は孫が2人のおばあちゃん。指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を綴ったアメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」は11年以上続き、現在も継続中。義父は入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。2019年肺炎により再度入院。同年4月28日逝去。享年90歳。義母は週5日デイサービスに通いつつ在宅で介護されていたが2018年1月体調を崩し入院。療養病棟へ移り現在に至る。94歳。在宅期間の日常を題材にした著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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