こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:もう義母は自力で2階へ上がれない...リビングにベッドを置く「本格介護の始まり」/山田あしゅら
義母のいびきで眠れぬ夜を過ごしたその翌朝。
義母を起こそうとするのですが、前日以上に顔色は悪いし動きも鈍く何だか様子がおかしいのです。
とりあえず苦労しながらリハパンの交換と着替えだけは済ませましたが
支えてないとまるで空気が抜けた風船のようにしなだれてしまう義母。
実は昨日の受診の後、整形外科の先生から電話があり
と言われていました。
骨折なのに何で肺炎?と思われるかもしれませんが、高齢者に体調の急変はつきものなので、数値の異常がどこ由来のものかはっきりとは分からず、しっかり調べないと断定が難しいということのようなのです。
その上、認知症の義母は身体に異常があっても、どこが痛いとかどこが苦しいとか具体的に訴えることが出来ません。
素人の私にはますますもって判断がつきかねるのです。
熱を測ってみるとそれほど高くはありませんでしたが、呼吸が荒く、表情はうつろで声も出せない様子。
そして今度は血圧を測ってみることにしました。
すると
血圧計が示したのは今まで見たこともないような数値!
これは普通ではない!
うろたえた私は急いで救急車を呼ぶことにしました。
救急通報未経験の方も多いかと思いますのでここでざっと説明いたしますと
⑤で聞かれた連絡先(電話番号)は119のコールセンターから管轄の消防署に引き継がれ、場所の確認などのためにその消防署から(場合によっては出動した救急車から直で)折り返し電話がかかってきます。
通報を終えたあと電話機から離れてしまうとこの折り返し電話に出そびれてしまうこともありますから注意してください。
(固定電話だと救急車を呼びに外へ出てしまって電話が受け取れないことがあるのです)
私は電話でのやりとり、長男が誘導と手分けして救急車は無事到着。
ちょうどこの頃転職活動中で長男が家におり、ずいぶん助けられました。
駆けつけてくれた救急隊員は3名。
全員、靴はぬがずビニールのキャップを足につけて玄関から上がってきます。
今はコロナの関係で多少対応が異なるかも知れませんけどね...。
そして、意識はあるか、受け答えはできるか・・・など。
迅速に義母の容体をチェックしていきます。
と・こ・ろ・が・・・
それまで声も出せなかった義母がちゃ~んと受け答えしてるじゃありませんか
・・・一体どうなっちゃってるの?
次回に続きます。
【次のエピソード】ああ、心強い...!「救急車騒動」を起こした義母にかけてもらった「かかりつけ医の言葉」/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
【まとめ読み】義父母の介護での「事件」満載!山田あしゅらさんの記事リスト
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。