「どっちでもいいよ」って、本当に面倒くさい...。55歳夫の「お前が察して選べ」的返答

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:konohana
性別:女
年齢:53
プロフィール:主婦です。55歳の夫と新大学1年生の息子の3人暮らしです。

「どっちでもいいよ」って、本当に面倒くさい...。55歳夫の「お前が察して選べ」的返答 pixta_23424686_S.jpg

53歳の主婦です。

夫(55歳)のことで困っていることがあります。

それは、「AかBどちらがいい?」と聞くと、必ず「どっちでもいいよ」と答えることです。

結婚したての頃、「珈琲か紅茶どっち飲む?」と聞いたら「どっちでもいいよ」。

この反応は意外でした。

どうして、自分の好きなものを選ばないのだろうと思いますよね?

それからも「AかBかどちらがいい?」というやりとりは日常生活で何度もありました。

今も夫の意向を聞かなければならないとき、もう夫の返事は想像できるのですが、意向を聞かないわけにはいかないので聞いてみてると、結局「どっちでもいいよ」。

しかしこの返事、本当に言葉通り「どっちでもいい」のかというと...いつもそうとは限らず、いくつか意味があるんです。

1.ほんとうにどちらでも構わない

2.相手に(私に)決めさせて、自分で責任をとりたくない

3.本当は決まっているのに、自分から言いにくいので、私に察して選ばせたい

常に1ならいいんです。

問題は本音が2か3の場合です。

具体的な例でいえば、息子の高3の1学期末の三者面談が「2」にあたります。

それまで子供の三者面談は、すべて私だけで行っていました。

しかし、高3となると受験について相談したい問題が多くありました。

当時は夫も息子の受験のことを心配していたので、私の代わりに行きたいのではないかと思い、「三者面談、パパも行く?」と聞きました。

すると返事は「どっちでもいいよ」。

うーむ、こういう時も自分の意志を言ってくれないのか。

気にしすぎなのかな?

でも、夫の本心がどうなのかわからず、悩みました。

受験生の三者面談に出れば、先生に直接質問もできるチャンスです。

行くか行かないかでだいぶ違うのに......と思ったのですが、結論としては、三者面談に関しては、夫は自分が行くべきか分からず、私に決めさせたかったようでした。

父親が面談に行くのは珍しいことなので、背中を押してほしかったのかもしれません。

そして、問題なのは「3」。

これは、一番困ります。

よくあるケースはこんな感じ。

「今度、実家の母のところに様子を見に行くけれど、パパも行く? 無理しなくでいいよ」

「『別に』、どっちでもいいよ」

夫は、事情があって私の母のことを好きではないのです。

でも、「私だけ行ってくるね」と先に言うと憮然とするので、一応お伺いをたてると「どっちでもいいよ」。

「じゃあ、車出してもらって、おいしいランチ食べようか?」

そう言うと不機嫌そうな表情。

あ、やっぱり行きたくないのねと察して行かない方向で話を進めます。

「やっぱり今日は、1人で行ってくるよ。パパ疲れてるしね」

「別に行ってもいいんだよ」

「大丈夫、大丈夫」

このように、本当はこうしたい、これは嫌、とはっきり意志があるのに、それでも言ってくれないのです。

こういう時は私が忖度しなくてはならないので、めちゃくちゃ面倒です。

夫は子供っぽいところがあって、すぐ感情が顔に出るんですよね。

なので、どの答えの時も結局「どっちでもいい」という答えに対し、私が気に食わない選択をすると、機嫌が悪くなってしまいます。

そのたびに私が夫の気持ちを推し量らなくてはいけないため、「どっちでもいいよ」という返答は本当に面倒だし嫌です。

最近は「珈琲か紅茶」くらいは答えてくれるようになって、やれやれと思っています。

「どっちでも」と言われたら、小さな選択でも夫の本音を想像して決める。

これは、案外と労力のいる作業なのです。

夫よ、自分で言われたら嫌でしょ? 私もいつも「どっちでもいい」じゃ困るよ。

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