頑張ってコロナ対策してるのはわかってるよ。でも...母の「最低限のご近所付き合い」にハラハラする私

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みき
性別:53
年齢:女
プロフィール:主婦です。55歳の夫と二人暮らしです。もうすぐ80歳になる母親に困っています。

頑張ってコロナ対策してるのはわかってるよ。でも...母の「最低限のご近所付き合い」にハラハラする私 48.jpg

53歳の主婦です。

子供はおらず、55歳の夫と2人暮らしです。

もうすぐ80歳になる母親に困っています。

父親は8年前に亡くなっているので、現在、母は一人暮らしです。

母は、明るく社交的な性格で、友人と遊びに行ったり、家に人を招いたりするのが大好きです。

年に数回は、友人たちと旅行に出かけ、健康体操、太極拳、書道、カラオケ、パソコン教室など、公共機関が主催するお手頃価格のサークルにいくつも入っています。

コンサートや映画、講演会などにも頻繁に足を運び、毎日飛び回っていました。

体調もよく、少々ふくよかなこと以外は、特に問題は抱えていません。

ですので、今までは一人暮らしでも比較的安心していましたし、明るく社交的な母が、自慢ですらありました。

ですが、新型コロナウイルスによる新型肺炎が猛威を振るう2020年の3月からは、母の性格が逆に心配の種となっています。

外出自粛要請が出ているので、さすがの母も旅行や遠出はすぐに取りやめました。

習い事も、サークル自体が休止しているので行っていません。

「三密」は危険だというのも理解していて、予約していたコンサートや講演会などもキャンセルしています。

手洗い、うがい、換気も気をつけているようです。

私は当初、母は完璧なコロナ対策を行っていると思いました。

ところが...よくよく話を聞くと、母のコロナ対策には「大きな盲点」があるのです。

以前から、母は頂き物があったりお総菜を作りすぎたりすると、近所の家にお裾分けをしていました。

反対に近所の方々が差し入れを持って母の家を訪れることもありました。

その際に、家にあげたり、あがったりして1時間くらいお茶をしたり、あるいは玄関先でマスクなしで20分くらいの立ち話はしたりしていました。

それを...コロナに一番注意が必要だった4月半ばでも、無意識に続けていたのです。

いわゆる「三密」の状態ではないかもしれません。

でも、飛沫感染、接触感染のリスクはゼロではないでしょう。

母自身が感染がするだけでなく、万が一、母が感染していたら、他人へ感染させてしまう恐れもあります。

ご近所付き合いの活発な地域なので、母が万が一多くの方への感染源となるスーパー・スプレッダーになったとしたら...もう暮らしていけなくなるかもしれません。

だから、私はどんなに母に嫌がられても苦言を呈してきました。

「三密にならなくても、できるだけ他人との接触は避けて」

でも母はこう言います。

「最低限の近所付き合いだ。付き合いを疎かにはできない」

母の言うこともわからなくはありません。

近所に住む人たちも、母と同じように高齢者の一人暮らしか、高齢のご夫婦の二人暮らしがほとんどです。

どの家も、身内がすぐには駆けつけられない状況なので、有事の際に、その場で頼れるのはご近所同士だけということになるのです。

確かに、日頃からコミュニケーションをとっておかねばならないでしょう。

一人暮らしの高齢者にとって、外出もできず、人と話ができないというのは、私が思っている以上にストレスが溜るに違いありません。

それが原因で、体調を崩してしまう可能性もあります。

まだまだ油断が許されない現在、感染のリスクは無視できず、ほとほと困り果てています。

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