<この体験記を書いた人>
ペンネーム:カーネーション
性別:女
年齢:45
プロフィール:2人の娘を育てる主婦。この春は大変な出来事が続いていますが、家族で団結して乗り越えたいです。
45歳の専業主婦です。
同い年の夫と子供2人の4人で暮らしています。
三学期が終わるのも間近だった2020年3月。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、わが子が通う小学校も休校になってしまいました。
小学校5年生と2年生だった娘は、急に始まった春休みに戸惑いを隠せない様子。
加えてテレビでは、マスクやトイレットペーパーを求め長い列ができているお店や、棚が空っぽになった状態の映像が流れ「怖い」と感じているようでした。
正直、私も初めてのことで、この先のことも不透明だし、どう子供たちと接していいかわかりません。
ですが3月は主人の会社は決算でとても忙しいのです。
ワンオペ育児を覚悟しました。
日々の家事に加え、子ども達に規則正しい生活の中で勉強もさせ、なおかつ退屈させないようにどう過ごすか、考えるだけで目が回りそうでした。
そんな時に主人から救いの言葉が!
「明日から時差通勤をすることにした。朝は早いけど、18時には帰ってくるようにする」
朝が早い分には問題なし!
6時半に出勤する主人にお弁当を持たせなくてはならないのですが、そこで子供と私の分のお昼御飯用のお弁当も作ってしまえば、時間を有効に使えます。
よく3食作るのが大変というお母さんの声を聞きますが、冷凍食品や、残り物をうまく使ってお弁当を作ってしまえば、さほど負担にならないですよ。
それよりも、私が負担に感じたのは勉強面。
急遽決まった休校なので、夏休みのような宿題はありません。
本来なら学校で5時間は勉強しているのですから、家でも午前、午後と1時間くらいはやって欲しいところ。
学校からは、これからやるはずだったテストを宿題として渡されました。
授業を受けていないので、いきなりテストはできないので、自宅でコツコツと教科書を開きながら親子で取り込みました。
実際私もやってみて思ったのですが...学校の先生ってすごいですね。
私は...教え方が全然わからない!
うまく伝わらず、親子の間がギスギス。
互いにストレスを感じて、約1カ月こんな生活無理! と早くも匙を投げたくなりました。
そんなぐったりしている私の様子を見て、主人が「勉強は、俺がみる!」と名乗り出てくれました。
見通しが立ったほうがわかりやすいからと、月曜日から金曜日までの5日分のカレンダーを作り、午前、午後の分の「勉強やることリスト」をテキパキと記入。
そして主人は帰宅後、子供たちの課題をチェック。
理解していないところは根気よく、子供たちに教えてくれました。
普段は、子供たちが寝る頃に帰宅する主人。
時短勤務でないとこれはできません。
仕事も忙しい時に、育児にかかわってくれる主人のおかげで、イライラすることなく子どもたちと過ごせています。
私の体験記が皆さんの目に触れる頃には、新型コロナウイルスが落ち着いていることを祈るばかりです。
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