<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆーみん
性別:女
年齢:62
プロフィール:62歳の専業主婦。最近孫が出来て嬉しい限りです。
これは今でも不思議に思っている話です。
私は現在62歳になりますが、20代の頃に実父を亡くしています。
白血病で、発病してからあっと言う間でした。
優しかった父が大好きだったので、当時は大泣きしたのを覚えています。
今でも年に一度のお墓参りは必ず行っています。
その父が、私の娘(28歳)に結婚の話が出てから、夢に出てくるようになったのです。
実は当初、私は娘の結婚に反対していました。
娘に紹介されたお相手の方が35歳で定職についていなかったからです。
友人の紹介で知り合ったのだそうなのですが、その方は当時イベントのディレクターの派遣の仕事をされていました。
見た目は優しげで別段おかしな様子もなく、話し方もしっかりしていたのですが、なにぶん仕事がある日と無い日もあるようなんです。
仕事の現場も前日にならないとわからないとの話だったので、大事な娘を任せられるのか、大きな不安が生まれました。
二人の歳が離れているのと、そのお仕事のことが気になってしまい、今思えば意固地になっていたとも思います。
旦那(63歳)や娘がなんと言ってこようと首を縦には振らず、ほとんど聞く耳持たずで反対していたのです。
しかしそんな中、私の夢に出てきた父は「話を聞いてやれ」「結婚を許してやれ」と当時の面影のまま優しく繰り返すのです。
どういうことなのだろうと不思議に思いましたが、頑なに反対していた手前、家族には相談できず、夢占いが得意という占い師さんを友人に紹介してもらうことにしました。
その占い師の方は、私の生年月日や干支を聞いた後、少し黙られてから「お父様は、言葉の通りお嬢さんの結婚に賛成されているようです」と言われました。
また、私の結婚を直接祝えなかったことを残念に思っている。
孫の幸せも願っているとも仰られました。
私は半信半疑ながらも、その後も何度か父の夢を見ることがあり、父が本当にそう言っているのならと娘と話し合ってみることにしました。
そこで娘から、お相手の方は長年国際協力機構の一員としてボランティアとして貧困地で働いていたこと、今は帰国して派遣の仕事をしながら、結婚した後のためにと国家資格をとろうとしていることを聞きました。
優しくて誠実で子供好きなその人と一緒になりたい。
そう訴える娘と何度も家に足を運んでくれる相手の方を見て、ようやく私は結婚を許しました。
その後、息子となったその方は行政書士となり、立派に活躍されています。
今では孫も出来て、娘は幸せに暮らしています。
本当に不思議な話ですが、占い師さんの言葉通り、夢の中の父の言葉を信じてみて良かった...と今では思っています。
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