祖母の葬儀で、まるで「自分一人で介護した」かのように話した父。いい加減、母の頑張りも認めてよ...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ひろちゃん
性別:女
年齢:42
プロフィール:実家の近くに住む42歳公務員です。

祖母の葬儀で、まるで「自分一人で介護した」かのように話した父。いい加減、母の頑張りも認めてよ... pixta_972564_S.jpg

去年、父方の祖母が90歳で亡くなりました。

大きな病気もしなかった祖母は最後まで自宅で過ごせました。

病気はなかったとは言え、布団から離れられなくなっていた祖母のお世話をしていた母は、大変だったと思います。

祖母の介護は、主に67歳の父と65歳の母の二人でやってきました。

67歳の父は四人兄弟の長男で、家長意識を強く持っています。

「祖母の介護は長男である自分の役目」と思っていたようで、週一回のデイサービス以外は自分の弟妹にも頼りませんでした。

私は嫁いで同居はしていませんが、車で15分ほどの場所に住んでいるので、まめに手伝いに行きました。

二人とも一生懸命にお世話していたと思います。

でも...父は「母の頑張り」を認めようとしません。

お葬式に来てくれた人達に対して、まるで「一人で介護をした」かのような話振りにビックリしました。

でも、それが父の本心だと知ったのです。

父は未だに、普段の生活の中で何かと振り返っては母に不満を言うのです。

自分の実の親なのだから、一緒にやるなら父の方が頑張るのは不思議な事ではないと思います。

しかし父は「それ以上に嫁はやるべき」という考えを持っているようです。

だからでしょうか?

祖母の介護をしている時期に、母が自分の時間を作ってテレビや読書を楽しんでいた事を「楽をしていた」といった内容の不満を、今でもよく言うのです。

あまりの父の言いように私も我慢できず「お母さんも頑張ったよ」と言ってみても、「そんな事はない」と一言で切り捨てられました。

喧嘩をしたくないので黙りましたが、私は父の知らない母の頑張りを知っています。

私にはそれを父に知ってもらい、母を労ってほしいという気持ちもあります。
母は父が寝ている間も、好き嫌いの多い祖母の翌日の食事の下ごしらえをしたり、起きて様子を見に行ったりしていました。
また、テレビを見たり読書をしたりしている間もリラックスしているだけではなく、祖母の様子が見られる場所に座って、時折話しかけたりしていたのです。

私が一緒にいる時も、三人で話をしているかの様に話しかけていました。

会話がままならない祖母に何故そんなに話しかけるのか尋ねると、その方が孤独を感じないだろうし、一言でも発するのは脳にいいんだよと言っていました。

そんな気遣いや工夫をしてきたのに、アピールをする事が苦手な母は、父に言い返すこともせず我慢しています。

それでも、いつか母の我慢が切れる日が来るのではないか...と心配しています。

そうなる前に...父に「母も頑張った」ことを分かってもらうにはどうしたら良いか、日々悩んでいます。

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