人気ブロガーのなとみみわさんが、義母の「ばあさん」(2018年、88歳で他界)の介護エピソードを中心に、ブログでは書ききれなかったの話をご紹介する人気連載! 仕事が忙しいときに「ばあさん」の具合が悪くなって、二人ともボロボロになってしまったなとみさんとばあさん。見えない魔物に取りつかれたそんなとき、二人を笑顔にしてくれたのは...?
前回のエピソード:「こうやって老いていくんだな」って思っていても...やっぱり切ないお互いの気持ち
ばあさんが具合が悪くなった時...
仕事もパンパンでもう疲れのピーク。
二人ともボロボロでした。
もうね、どんなに明るくふるまっても、なにか目に見えない黒い魔物に、二人の生命エネルギーを毎日少しづつ吸い取られている感じ。
その黒い魔物はきっと、「こうあらねばならない。こうしなきゃいけない」と凝り固まった思いの塊だったのかもしれません。
自分たちで作り上げたその魔物に、日々生命エネルギーを吸い取られて、しかもその魔物がわたしたちにのしかかってきて、身動きが取れず、気持ちは真っ暗。
もう笑顔も会話も消えて、「ああ...なんかこのままじゃヤバいな...」なんて思っていたそんな時...
のんきな息子・ブルースが帰ってきて
息子の無責任すぎる、底抜けな明るさで、気がついたら私もばあさんも大笑い。
いつの間にやら黒い魔物が消えていなくなっていた。
もうね、本当に、ぱあ〜〜〜〜っと明るくなったんです、いや、本当に。
この時ブルース高校3年生。
高三でやる??こんなこと(笑)?
介護は大変だし、心乾いてカッサカサになって、自分たちが作り上げた黒い魔物に、取り込まれてしまいそうになる事もあります。
そんな時わたし達を救ってくれたのが、いつもと変わらない息子の明るさだったり、ケアマネさんやデイサービスの方々のアドバイスだったりしたのです。
爆発してばあさんやダンナにぶつけたとしても、私は決まって後悔し、なんであんな事言ってしまったんだろう??と決まって自分を責めるのです。
負の連鎖ですよね〜。
これを断ち切るためにはやはり他の人の手が必要なんだな〜〜、と気付かされた出来事でした。
出来るだけ無理はしないで、少しでも笑って進んでいけたらいいな〜〜と、思うのです。
まあ人間だもの(笑)。
わたし懐深くないし、海じゃないし(笑)
でも出来るだけ笑顔で、日々過ごしていけたらいいな〜と思うのです。
みなさま、明けましておめでとうございます!
おせちやおもち、たらふく食べましたか?
「もう〜〜食べ過ぎてダイエットしなきゃ〜〜!!ぐすんぐすん・・・」
なーんて私も毎年言ってましたが、なんか去年ぐらいからかな?
「ダイエットなんてもうどうでもいい」みたいになってきちゃいました。
とにかく今年は貯金と貯筋!
老後はお金と筋肉!!ですよね〜〜〜。
なんかへんな話になってしまった。
とにもかくにもみなさま、本年もよろしくお願い致します。
イラストレーター なとみみわ
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