<この体験記を書いた人>
ペンネーム:kame
性別:女
年齢:51
プロィール:イケメンでモテる自慢の夫。いつも私の前でもクールに振舞っていました。ですがある日突然私の前で「ぷっ」と......。
私にとっての夫はイケメンでカッコ良い人。ずっとそのままでいてほしいと思っていたのですが......。
ある日、おしりの穴が緩んだのか、あるいは別の理由か、そんな夫が目の前でおならをしました。「ぷっ」と。ちょっとかっこつけさんの夫ですので、それまで「ぷっ」はありませんでした。結婚以来20有余年もの間。
なのに、この時の「ぷっ」以来夫はタガが外れたように、私の前で平気で「ぷっぷっぷっぷっ」とおならをするように。やめてと言ってもニコニコダンディーな笑顔を振りまきつつ「ぷっぷっぷっぷっ」とし続けます。
しかも夫のおならは軽くめまいがするくらいに臭い。あまりの臭さと突然の「ぷっ」に、毎回爆笑してしまいます。
それは孫たちも同じで、その度に目を丸くしたあとに「じいじがぷっぷした~~~」なんて大はしゃぎ。
もしかすると、夫は家族の反応に気をよくしているのかもしれないのです。
最初は少々照れながら「ぷっ」としていたのですが、最近ではもう「ぷっ」と同時にしてやったり顔。出ちゃったのではなくそれはどう見ても確信犯。「伝家の宝刀」が決まった時のような表情にすらみえるのです。
確かに、夫の「ぷっ」はちょっとギスギスした雰囲気が漂っている時でさえ、その場をパッと明るく変えるだけの威力を持っています。そう考えると、もしかすると伝家の宝刀なのかもしれません。それは、母でありバアバという立場で考えると全然OK! 家族の笑顔は宝ものですから。
しかしこの時、私の妻としての女心は少々複雑な展開になっているのです。
私にとってはまだまだかっこよくいてほしい夫。せめて私の前で平気な顔でおならをするのはやめてほしいとも思ってしまうのです。
ですので、笑いを取るのはおなら以外でお願いできないものかと伝えてみたのですが、夫は首を縦にはふらずにニコニコするだけ。
ならば、100歩譲っておならはOK。臭いのもOK。でも私の中の妻であり女心の葛藤を分かってほしいという思いだけは譲れません。
そこで、私も夫の前で「ぶっ」を返すか、返さないか迷っています。
私の「ぷっ」で夫が私の思いに気づけばいいのですが、その瞬間から夫にとっての私が面白い存在にしか見えなくなるかもと思うと、これはもろ刃の剣。やっぱり夫の前で「ぷっ」をする勇気はまだないのです。
たかがオナラ、されどオナラ。
自分の人生の中で、この臭くて面白い生理現象を巡ってこんなに真剣? に悩むことになるとは、想像もしていない私なのでした。
さて、これからどうしよう......。
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