<この体験記を書いた人>
ペンネーム:いろは
性別:女
年齢:60
プロフィール:パート中ですが65歳で定年になってしまいます。今後の人生を考え中。
息子は27歳のときに、二年の交際を経て、恋愛結婚をしました。
お嫁さんは息子よりも三歳年上。
のんびりとした息子をぐいぐいとひっぱっていくようなタイプの女性でした。
仕事も営業でバリバリとこなし「キャリアウーマン」という言葉がピッタリの女性です。
自分が姑と苦労した経験があり、私自身、お嫁さんに対して深い付き合いは求めておりませんでした。
伝えなければいけないことがあるときは息子に連絡し、我が家に来たときは客人としてもてなすように心がけていました。
車で二時間半の他県に住んでいることもあり、息子夫婦が我が家に寄るのは年に三回ほどです。
夫の実家なんて、せっかくの休日にわざわざ来たくないだろうに、息子と一緒に顔を見せに来てくれるだけでありがたいと、始めのころは思っていました。
そう、始めは。
今では何を言われるかビクビク、そしてうんざりしてしまっている自分がいます。
というのも、我が家では恐縮し、ニコニコとして、色々お手伝いもしてくれるお嫁さんなのですが、自分たちの家へ帰ってから、息子を通じて我が家への「クレーム」を入れてくるのです。
この間、帰省して帰った後に、息子から『皿が汚れていたから次から気をつけてほしい』『埃っぽいとアレルギーになりそうだから、もっと掃除をしておいてほしい』とメールが入りました。
息子の意見なのかと思いましたが、息子は良い意味で大雑把で細かなことは気にしない性格の子。
きっとお嫁さんの意見なのだろうな、と思うのです。
というのも、その前のとき息子からメールで『網戸を掃除した方が良い』と言われ、今回掃除をしておいたのですが、「どう? 綺麗にしておいたよ」という私の問いに対し「俺、そんなこと言ってたっけ?」と息子が言うのです。
お嫁さんがこちらの様子を少し焦ったように伺っているのが分かりました。
我が家は確かに綺麗とは言えません。
お嫁さんからしたら、我が家は汚くて嫌なのかもしれません。
だからクレームを言いたくなる気持ちも分かります。
問題は息子の方です。
お嫁さんから言われた言葉を、何も考えずそのまま私にメールをしていることに、うんざりします。
自分の言動に意思を持っておらず、お嫁さんに言われるがままの息子が情けないです。
次会ったときやこれからのメールの返事は「お母さんは疲れてるからあなたがやってくれる?」と息子に言ってしまおうかな。
それで、息子夫婦と仲がこじれてしまっても仕方がない気がしています。
思い出ボックスにしまってある『おかあさんだいすき』と拙い文字で書かれた何十枚もの手紙。
お嫁さんが大好きで構いませんが、少しでも親を思いやる気持ちを持って育ってほしかったと思ってしまいます。
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