<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まいきー
性別:女
年齢:40代
プロフィール:結婚15年目。子どもは一人。過保護になりすぎないよう夫婦でお互いに注意しあっています。
主人は3人兄弟の長男。
ひとり息子を育てるだけで大変だな、と感じている私から見て、年の近い3人の男の子をほぼワンオペで育て上げた義母は、本当に尊敬できる母親です。
急に用事ができて突然おうちへお邪魔しても隅々まで掃除が行き届いており、服にはTシャツにまでしっかりアイロンがけ。
食事も栄養バランスを考えレトルトなど使わない手作り食。
息子3人が自立して家を出たあとも、義父と二人になったからといって家事に手を抜くことはありません。
義母は専業主婦、私は仕事を持つ主婦という違いはありますが、それでも同じ主婦として尊敬しています。
ですが、そんな義母にも「困ったこと」はあります。
それは、「女は家にいて、夫と子供に尽くすもの」という古い考えを私たち夫婦に押し付けてくることです。
孫が保育園へ入るときには、「かわいそうよ、なんとかならないの?」と仕事中の主人に電話をかけてきたそう。
それからは保育園の話をするたびに、どんな内容であれ、最後は必ず「保育園の子はかわいそうね」で締めくくります。
義母は「子どもは実の母親が近くでずっと面倒をみるべき」という考え。
そしてその考えは、「義母と主人の関係」にもいまだに当てはまっているようです。
というのも、義母を含めて家族で外食すれば、義母は40歳を過ぎた主人の割りばしを割ったり、お皿やコップを食べやすい位置に動かしたり。
お寿司屋さんでは、お醤油を少し使うたびに小皿へ醤油を足したり、洗面所から戻ってくると、ハンカチを開いて手渡したり...。まるで主人が幼児かのように、世話をやくんです。
実家でごはんをご馳走になる時は、さらに顕著で、私たちの訪問中、義母はほとんど座ることなく、食事の用意、配膳、片付け、飲み物のつぎ足しなど忙しなく動いています。
もちろん私や義姉も手伝おうとしますが、一切の手伝いを拒否。
主人を含め、義父、義兄、孫のお世話に一人で動き回っています。
あれこれ世話をやいてもらって「主人も心地いいのかな」と考えていましたが、実は主人も「過干渉」に辟易としているよう。
そして「そんなの子どもじゃないんだから自分でできるよ」とか、「孫にそこまでやらないで。自分でやらせて。自分で何もできない子になっちゃうから」など義母にやんわり注意をしてくれます。
ですがそんな注意などどこ吹く風。
「まぁ、T君も立派なことを言うようになって。お母さんの育て方は間違えてなかったわね」と言い出す始末です。
主人も義母の献身には感謝はしているようですが、この「必要以上の干渉」のために、なるべく電話に出なかったり、実家へ帰らずに済むようにしています。
ですが自分の子育てに絶対の自信があり、息子が自分を拒否するようなことはあるはずはない、と確信している義母からの電話は止まることがなく、私たち夫婦の悩みの種になっています...。
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