<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ちもちも
性別:女性
年齢:52
プロフィール:子育てはほぼ修了。勝手気ままに暮らしたい、海外旅行大好き主婦です。
結婚当初、わたしは30歳、夫は28歳、義母は50代初めくらいだったと思います。
義父母は孫会いたさで、月に2回、週末泊まりがけで我が家へやって来ていました。
来ると2泊はするのが習慣になっていったのですが、初めて泊まりに来た時、朝いきなり洗濯機をまわし始めた時はびっくりしました。「使ってもいいか」とも聞かずにわたしたち家族の分も洗濯し始めたのです。「これは普通のことなの?」と戸惑いました。しかも義母は几帳面な性格で、色柄ものと白いもの、タオル類など細かく分類して洗うので、日に3回4回と洗濯するのも当たり前。そのため早朝から洗濯機をまわし、休日は朝寝をしたいわたしにとっては、迷惑以上の何ものでもありませんでした。
なのに、それを夫に訴えても「洗濯する手間が省けていいじゃないか」と言います。
わたしとしては、自分の下着などを勝手に洗って干されることに抵抗もありましたし、セコい話ですが何回も洗濯することで、水道代も電気代かさみます。これが気になって仕方ありませんでした。
しかも、夕方洗濯物を取り込むと、それぞれにアイロンをかけて丁寧に仕上げてくれるのです。ありがたいのですが、反面普段そういうふうにしていないわたしのことを「だらしない」と責められている気がして、新婚当初のわたしは嫌でたまりませんでした。
ただ、夫はアイロンのかかった衣服に満足しているようで、言外にわたしにも同じようにして欲しい素振りを見せるのにも辟易しました。
子どもの世話にも追われているのに、アイロンがけまで強いられるのはたまりません。義母は下着やジーンズにまでアイロンをかけるのです。そんな真似は出来ないと逆ギレしそうになりました。もちろん直接的に言うとわたしの機嫌が悪くなることがわかっている夫。匂わせるだけなのですが、そういうことまでが腹立たしい気持ちになるのは、かなり義母に対してイライラしていたのだと思います。
義母は自分の真面目さや几帳面さ、常識的な性格を「正しい」と考えているようで、不真面目やだらしなさを嫌う発言をよくしていました。しかし、いくら息子夫婦の家だからといって、我が物顔で洗濯するのが常識的なことなのか、2泊分の衣類くらい自宅へ持って帰って洗えばいいのではないかと、その頃心の中で悪態をついていました。
こんな義母の行動は義父が亡くなってからはややましにはなっていきましたが、先日何年ぶりかに一緒に旅行をした際に、部屋にランドリー設備があることに大喜びしているのを見て、やはり義母にとってそこが1番のポイントなのか......と苦笑したのでした。
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