<この体験記を書いた人>
ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:51
プロフィール:12歳から23歳の3人の子ども&脳梗塞の夫と暮らす、ワーキングマザーです。
ここ数年、更年期に突入してからというもの、腰や背中、肩がなど主に骨関係の痛みに悩まされてきましたが、2カ月ほど前、朝起きたら今度は突然左膝に激痛が走りました。
膝が痛くなったのは初めてで、それもかなりの激痛に布団から起き上がるのもトイレに座るのも一苦労。少し力が加わると、左膝の裏側に「ズキッ!」っと鋭い痛みが走り、思わず動きが止まってしまう状態です。
つい先日、職場でも同年代の友人が「膝に水がたまって注射で抜いたけど、涙が出るくらい痛かった」という話をしていた矢先の出来事に、「もしかしたら私も⁉」と真っ青になりながら、かかりつけの整形外科に行きました。
ドキドキしながらレントゲンを撮ったところ、膝の軟骨が通常の1/3くらいしか残っておらず、そのために痛みが出ているのだろうとの診断でした。「水はたまっていますか?」とおそるおそる質問したところ、「それはありませんね」と言われ、痛い注射は免れたとホッと一安心。
しかし医師からは、ある意味注射より痛い「とりあえず体重を5kg減らしましょう!」との指導が......。
私の膝痛の原因として考えられるのは、「加齢」と「体重の増えすぎ」だそうで、鎮痛剤と湿布薬で痛みをやわらげつつ、膝に大きな負担をかけている自分の体重を減らしましょう、というわけです。
家に帰って「ダイエットかぁ......」と、思わず大きなため息がでました。
独身時代から比べると増えに増えた体重は25kg。更年期に入ってからは2年の間に8kgも増えた体重が、果たして減るものなのか? そんな不安と心配はありましたが、目の前に突き付けられた膝の痛みに、背に腹は帰られません。そして本気のダイエットをはじめたのです。
膝が痛いため、ウォーキングなどの運動はできません。そこで残るは、食事療法です。
血圧と血糖値が高めだったこともあり、第一に、食事を減塩&低糖の高たんぱく低カロリーのものにチェンジ。肉より魚を中心に、豆腐や納豆などの大豆食品も多く取入れ、ごはんの量を3分の1に減らしました。そうするとお腹がいっぱいにならないような気がしますが、そこは食べ方でカバー。野菜・汁物・おかず・ごはんの順番で一口30回噛み、満腹感を得られるように工夫しました。
第二に、夜勤の仕事の休憩時間(深夜)に食べるのが習慣になっていたおやつを中止。職場の同僚には、「実は膝痛でダイエットはじめたの」と宣言し、おやつの時間はブラックコーヒーを飲むだけにしました。皆が甘いおやつを食べているときに自分だけが食べられないのは少し辛かったですが、「ダイエット宣言」したことで皆にも応援してもらい、どうにか継続することができました。
また、どうしても甘いものが欲しいときは、冷凍のブルーベリーやラズベリーにプレーンのヨーグルトをかけて食べてストレスを溜めないようにしました。これで、甘いものが食べられないストレスを大分緩和できたと思います。
最後に行なったのが、毎日、体重と体脂肪の数値を記録すること。これは、無料のダイエットサイトを利用して、数値を記入するだけの簡単なものです。記録をグラフとして見ることができ、励みになりました。この結果、1カ月で-3kg、2カ月で-7kgを達成。折れ線グラフが少しずつ右肩に下がって行く様子を、ウキウキとチェックする毎日でした。
体重が減ったことが功を奏したのか、3カ月目に入った現在は、膝の痛みも大分やわらぎ、次はウォーキングでも取り入れようかと考えている今日この頃。人間、背に腹は変えられない。痛みでせっぱつまれば、今までは途中で挫折してしまったダイエットも続けられるものだと、しみじみ実感した体験です。
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