「絶対返してもらってない!」物を無くすたびに嫁を疑う義父/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:えっ?耳を疑うセリフが...義父の「ええかっこしい」がさく裂!/山田あしゅら

パソコン教室も4回ほど通ったある日のことです。

パソコン教室とは関係ないのですがちょっとしたトラブルがおきました。

義父が...

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と、言うのです。

みどりの紙というのは

義母の自立支援医療受給者証のこと。


しかも、いつものことですが

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まず一番身近な私を疑ってかかるという・・・。

この書類はクスリの処方時にも必要なので、病院で出された処方薬を受取に行く私が一旦預かることになるのですが、義父にクスリを渡すと同時に必ず返すようにしています。

保険証、診察券やこういった受給者証の類は義母の分も含めて義父が全て管理していました。

しかしこれら書類の紛失騒ぎは何度も繰り返されていたのです。

紛失したと大騒ぎした後しばらくすると義父の身の回りで見つかることがほとんどでしたが

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毎回診察のたびに提示が必要な書類です。

見つからなければ再発行に走らねばなりません。

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特にこの受給者証は義父自身が申請して給付を受けられるようになったものですから

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思い入れが強いらしく、手元から離さないのです。

紛失したというこの書類。

A4判と大き目でクリアファイルに入れてあったのですからそう簡単になくなるわけはないと思うのですが・・・。

以前、義母の身体障碍者手帳を紛失したと勘違いした義父が

再発行の電話を保健所にかけてしまい、再発行解除の手続きに呼ばれた際窓口の女性にこってり絞られた経験があるのです。

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窓口の人にしてみれば「何で家族が責任を持って管理をしないのか」と、いったところでしょうが

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今問題になっている高齢者の免許返上のゴタゴタと同じなのかも知れません。

幸い、我が家は免許問題を何とかクリアできましたが...

関連記事:義父の免許更新はもう無理。必然的に病院通いのアッシーとなった私/山田あしゅら

中途半端にしっかりしている高齢者を抱える家族には簡単に解決できない問題であることを理解してもらいたいということがたびたびあるのです。


そんなこともあり、なるべくなら再発行は回避したい。

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そう思いダメ元で魔窟(義父母の部屋)の探索を試みてみました。

もちろん

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鬼の居ぬ間にね。

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ごっちゃごちゃな部屋の中

『自立支援医療受給者証』はなかなか見つかりません。

義父のワープロ机の辺りを探していると

ふと、ワープロ打ちの手紙が目に入りました。

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いつもながらの誤字脱字だらけのワープロ文書。

どうやら手紙は義父のお姉さん(伯母)に宛てた手紙のようです。

他人の手紙を読むのもどうかと思いますが、かつて親戚中に怪しげな勧誘を仕掛けて慌てた経験もある義父のこと。

ちょっと気になります。

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すると

衝撃的な文章が目に飛び込んできました。

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『手紙を書くためパソコンを習い始めたが』

『パソコンなどワープロと変わらない』

『むしろワープロのが優れているし使いやすい』

『1回500円4回通って2000円だったがドブに捨てたようなもんだ』

『もう2度と行かない』

その他にも、教室スタッフに対する不満が脈絡なくグルグル繰り返し書いてあったのです。

先日、パソコン教室に行った時は

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そんなことおくびにも出さず、パソコンを立ち上げるまで出来るようになったと喜んでいたのに・・・。

自分から行きたいと言った手前、私に「やめる」とは言い出せなかったのかも知れません。

デイサービスは行かない。訪問リハビリも飽きてきた。普段はやることもなくテレビ三昧の義父。

今回、パソコン教室に通い始めたことは、義父が何かしら始める糸口になるのではないかと私自身、必要以上に期待していたところがありました。

しかし歳をとると

自分を変化させるのはとても難しいことのようです。

謙虚に物事を受け入れたり、新しい出会いを楽しんだり。

そんなことが出来なくなっていくのが『老いる』ということなのでしょうか。

手紙を読んだ途端にガックリ。

書類を探す気力も失せて...

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魔窟を後にした私でした。

ええ。

そのあと再発行しに

保健所、行ってきましたよ。

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山田あしゅら

50代後半の主婦。息子3人はそれぞれ巣立ち、現在は孫が2人のおばあちゃん。指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を綴ったアメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」は11年以上続き、現在も継続中。

義父は入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。2019年肺炎により再度入院。同年4月28日逝去。行年90歳。

義母は週5日デイサービスに通いつつ在宅で介護されていたが2018年1月体調を崩し入院。療養病棟へ移り現在に至る。94歳。

在宅期間の日常を題材にした著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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