「塾の月謝2万円」エスカレートする嫁の「孫の習い事おねだり」に困惑

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:魚介
性別:女
年齢:64
プロフィール:再雇用中の夫と静かに暮らしています。囲碁が趣味です。

「塾の月謝2万円」エスカレートする嫁の「孫の習い事おねだり」に困惑 31.jpg

私達夫婦には小学校1年生、7歳になる男の子の孫がいます。

ひとり息子の夫婦は都心に住んでおり、長期休暇の際には地方の私達の家に遊びに来てくれます。孫は天真爛漫でいつもニコニコ笑顔。そこにいるだけで部屋が明るくなったようで、帰省をいつも楽しみにしています。

一方で億劫なこともあります。それは、お嫁さんが帰省のたびに「子供の習い事代を払って欲しい」とおねだりしてくることです。

教育熱心なお嫁さんは、孫が小さい頃から習い事に熱心な印象がありました。

まずはじめに通った習い事はスイミング。

これは0歳からやっていたと思います。初めはそれだけだったのですが、3歳になる頃に勉強をするような教室とピアノを習わせたいと思ったよう。ただ、3つの習い事をすべて負担するお金がないとのことで、ここで初めてうちに打診がありました。

夫と息子、お嫁さんと話し合った結果、ピアノの月謝9千円はうちで負担することになりました。息子も小さい頃からピアノを習っていたので懐かしく思われましたし、それくらいなら充分払える額だったからです。さらに当時のピアノがまだ我が家にあって弾き手はいなくても調律を続けていたため、このピアノもプレゼントすることに。地方から都心への配送に7万円ほどかかりましたが、家で眠っているより弾いてもらえる方がいいですし不満はありませんでした。

ですが、これにお嫁さんは味をしめてしまったのかもしれません。

次に帰省してきた際、お嫁さんから相談がありました。「習い始めた勉強の教室をやめたいのだけれど・・・」。聞いていると、どうやら今の習い事をただやめるのではなく、もっと高額な勉強の教室に入れたい、ということのようでした。

ここで私は少し警戒してしまいました。なにせ、その塾の値段が週1回で2万5千円するというのです。もしその授業料を払ってほしいと言われたら・・・「東京にはずいぶん高い塾があるのね」と感心したフリをして、その話はそこで終えました。

するとその次の帰省。今度はストレートにおねだりされたのです。

「月7千円の体操教室と、月6千円のサッカー教室を払ってくれませんか」と。

前回の「勉強の教室」よりは値段は低いとはいえ、こうした習い事代を受け続けてしまうと、どこまでも払ってほしいといわれるのではないか...と、ちょっと怖くなりました。

どうしようかと思っていたところ、「そんなにやらせなくてもいいんじゃない? それにピアノ代を払ってもらってるだけで充分すぎるよ」と息子。そのひと言で私は、この「習い事おねだり」はお嫁さんの独断なのだと理解しました。

そして先日の帰省では、中学受験に備えて塾に行かせたいとのことで、誰もいないときに「塾の月謝約2万円を」と私に耳打ちしてきたお嫁さん。なるべくかどが立たないよう、笑顔でやんわりと断ったのですが、お嫁さんは「まだ1年生だから早いかもしれませんよね。また2年生になったら考えますね」と返事。もしかして来年また、おねだりされるのでしょうか?

今は夫が再雇用でまだ働いてますが、この先を考えると負担は厳しいと思ってしまう自分がいます。もちろん孫のためにできることはしてあげたいと思うのですが、塾代も学年が上がれば金額も大きくなるようで怖いです。

孫に対しては「ピアノ代しか払ってあげられないじいじばあばでごめんね」と思う気持ちもあるのですが、帰省のたびに同じおねだりをしてくるお嫁さんにはうんざりしている私です。

関連記事:これって私たちのお金では? 援助をしている義母からの出産祝いを素直に喜べない

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP