えっ?耳を疑うセリフが...義父の「ええかっこしい」がさく裂!/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:急に芽生えた義父のやる気!パソコン教室へ行ってみた/山田あしゅら

パソコン教室の見学から帰って来た義父。

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何だか遠足前の小学生みたいにワクワクしているのがちょっぴりかわいいですが、スケジュールの関係で教室のスタートは2週間後。

それでも今から待ち遠しくて仕方がない様子です。

担当の人から「あればご自分の使われるパソコンを持ってきてください。」と言われていたので、我が家にあった使ってないパソコンを引っ張り出して、キーボードが打ちやすい少し大きめの物を義父用とすることにしました。

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さっそく恐る恐る触ってみる義父。

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新しいおもちゃを手にした子どもみたいに目がキラキラ(笑)

しかし義父の性格からすると

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前もってやり方を知ってしまうと教える側がやり難くなることは十分考えられます。

そこで「まだ、準備ができてないので」ということにして再来週まで『おあずけ』に。

ところで見学に行った日の午後は訪問リハビリの日でもありました。

ずっと続けていた訪問リハビリですが実は少々中だるみの状態になっていたのです。

その前の週も

腰が痛いから病院へ行くと自分で勝手にリハビリをキャンセルしてしまい

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休んだばかり。

今回のパソコン教室の見学も当初リハビリがある午後に行くと言うのを

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阻止して午前の見学にしたと言う経緯がありました。

義父の場合病気の進行の影響もあり、がんばってリハビリしても現状維持がやっとのこと。

症状が改善されるといった目に見える効果があるわけではないので、少々飽きていたのかも知れません。

しかし療法士のモリさんとは馬が合っているようで、ストレートに「やめる」とは義父も言わず

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リハビリが始まれば結構楽し気な会話が聞こえてきます。

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この日も早速義父の方からパソコン教室の見学に行ってきた話をしていました。

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モリさんもそういう事に義父が興味を示すとは思ってなかったようです。

その上、少し思い当たるところがあったみたいで

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と、提案してくれました。

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介護の仕事に携わっている人は様々な情報をもっています。

ケアマネージャーに限らず色々な介護関係者(デイサービスのスタッフや福祉用具、訪問看護師など)有益な情報を教えてもらい在宅介護中は本当に助けられることが多かったです。

ところが


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出ました。いつもの義父の『ええかっこしい』。

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ここしばらくバスに乗るなんてことなんて全くありません。

そもそも、バスに乗り降りすることだって難しくなってきている義父です。

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・・・なんて、暴露しなくても、全てお見通しのモリさんは苦笑いしてましたけどね。

『作話』というのでしょうか

義父の『話をよく聞いてくれる人』へのアプローチはいつもこんな感じです。

モリさんに対して特におおげさなのは

モリさんが唯一話し易い人だからなんでしょうね。

ところが、そのあと

モリさんから衝撃の報告が・・・。

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モリさんが義父を担当してくれるのは

あと半月ということになってしまったのです。

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面倒な性格の義父相手に上手に合わせ、義父自身も馴染んでいただけに残念。


次の月からは別の女性療法士さんが担当になることが決まっているようですが

リハビリに関しては少しやる気が下降気味の義父。

担当者交代によってどんな変化が生じるか気になるところではあります。

訪問リハビリとパソコン教室。

出来れば長く続けてもらいたいものですけれど...。

【次のエピソード】「絶対返してもらってない!」物を無くすたびに嫁を疑う義父/山田あしゅら

【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら

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山田あしゅら

50代後半の主婦。息子3人はそれぞれ巣立ち、現在は孫が2人のおばあちゃん。指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を綴ったアメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」は11年以上続き、現在も継続中。

義父は入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。2019年肺炎により再度入院。同年4月28日逝去。行年90歳。

義母は週5日デイサービスに通いつつ在宅で介護されていたが2018年1月体調を崩し入院。療養病棟へ移り現在に至る。94歳。

在宅期間の日常を題材にした著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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