ヘルパーさんが来て少しは楽になる...のはずが、逆にストレスの元に/石塚ワカメ

みなさまこんにちは。アルツハイマー型認知症を発症した実母の近距離介護を行っている石塚ワカメです。

前回の記事:病院大嫌い!そんな母が認知症外来を受診したきっかけ

実母の近距離介護時、週2回ほどヘルパーさんを頼んでいたのですが、いろいろと悩んだ末に断ることにしました。
今回はそのときのお話をしたいと思います。

 

もともとヘルパーさんにお願いしていた内容は、朝のデイサービス送り出しと、部屋の掃除。
しかし実母は、初日からヘルパーさんの介入にものすごく拒否反応を示していました。
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もともと掃除が得意で、清掃のバイトもしていた実母にとって、「他人に部屋を掃除される」という行為は、プライドが許さなかったようです。

しかし、認知症になってから自分では掃除をできなくなってしまったのも事実...。
片付けをできないのならせめて散らかさないでいてくれよ!と思うのですが、探し物をしてなのか片付けているつもりなのか、引き出しの中身を全部出してしまったり、汚れたオムツを奥底にしまいこんだりしてしまうので、放っておいたらあっと言う間にカオス状態に!

産前はまだよかったのですが、産後赤ちゃんを背負いながら実母の部屋の掃除をするのがとても苦痛だったので、ヘルパーさんが介入してからはとても気が楽になりました。

しかし、ヘルパーさんにピカピカに掃除をしてもらっても、なんということでしょう...。たった1日で元どおりに!
しかも、ヘルパーさんに頼まれて用意していた洗剤や掃除用具を、実母がすぐに別の用途で使い切ってしまう。そしてまた補充しては使い切られてのイタチごっこ...。
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この不毛な戦いに困り果て、ケアマネジャーさんに相談したところ...
「鍵をかけた箱に掃除用具を入れておくとか...?あっ!ヘルパーさんが来る直前に、ワカメさんに掃除用具を届けてもらうのはどうでしょう?」と、にこにこ答えるケアマネージャーさん。

あ~、そうか!私が毎回届ければいいのね~♪
・・・ん?
と、疑問がふつり。

また、実母の近距離介護をする上でかなりのストレスになっていた洗濯は都合によりできないとのことで、ヘルパーさんには、掃除のついでに洗濯物を一箇所にまとめてもらっていました。
しかしヘルパーさんは実母が毎日何を着ているのかは知らないはず。未着用のものと汚れ物の判断基準を聞くと、「目(汚れ具合)と、鼻(1つ1つ臭いを嗅ぐ)!」とのこと。なるほど!
しかし実母の部屋は、前述のとおりのカオス状態。全部が汚れてるっちゃ汚れてて、全部が臭うっちゃ臭います。よってヘルパーさんが来た日は、洗濯物が倍増することに...。

わ~、今日も大漁だぁ!今日は洗濯3回コースかな♪
・・・・・・ん?
と、疑問がふつりふつり。


また、実母はヘルパーさんに対してひどく敵対心を持っていましたが、私は戦友ができたかのように思っていました。
と言うのも、一生懸命やってくださっているヘルパーさんには非常に申し訳ない話なのですが、日頃私が一手に引き受けていた実母の不満ミサイルを、ヘルパーさんに分散できたから。
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しかし次第に、ヘルパーさんの介入自体が実母への大きなストレスになっていったようで、ヘルパーさんが来た日は1日中機嫌が悪く、ちょっとしたことでイライラ...。よって再び私への弾圧が強くなっていきました。

・・・う、う~ん?
ヘルパーさんはやるべき仕事をしっかりやってくれている。
でも正直、あまり楽になったと言えない気がするような...?

と、積もる疑問。
ちょうどその頃娘の保育園が始まり、私が多少動ける状態になったので、ヘルパーさんを一旦お断りすることにしたのでした。

訪問介護は、利用者が遠方で独居していたり、介護者が動けない場合はとくに、とても頼りになるサービスですし、そのときの利用者や介護者の状況によって、上手に使って、負担を軽くしていってもらえたらと思います!

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記事に使用している画像はイメージです。

石塚ワカメ


70年代生まれのイラストレーター。二児を育てつつ、近距離に住む実母の介護も行う、仕事・育児・介護のトリプルハードワーカー。ブログ「ワカメ絵日記」を運営。著書に「妊娠さらし絵日記(飛鳥新社)」「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」がある。

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