「みんな4カ月で退職する」職場で4か月目に命じられた業務に唖然。これは無理...私も退職します!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:myb
性別:女
年齢:46
プロフィール:15年間の結婚生活に終止符を打ち、歩み始めたばかりのシングルマザーです。

「みんな4カ月で退職する」職場で4か月目に命じられた業務に唖然。これは無理...私も退職します! 3.jpg

2018年、週に数日の事務のパートをはじめました。

家と職場が近所なことや、お互いの条件も合致し、面接後はとてもスムーズに話が進みました。

職場はデイサービスで、所長(50代後半の女性)以外は、みんな利用者さんの支援担当。

女性しかいない環境でしたが、支援担当の人は同年代の人が多く、話も合い、働きやすいと感じていました。

しかし、所長の私に対する言動には気になるところもありました。

たまたま私と同じマンションに住んでいる利用者さんが何人かいたのですが、「あそこのマンションの人は変な人ばっかりよねー」なんて言われたことも。

もしかして私も含まれてる? と後からモヤモヤしました。

書類を作ってUSBに入れておいてと頼まれた時にも、帰り際に報告をするために、ファイルの場所やファイル名について説明しようとすると、「あとで見ておくから」と話をできないまま帰ることに。

それなのに、次に出勤した時には「あのファイル、どこにあるかわからなかったから作り直したわよ」と、まるで私が悪いような口ぶりです。

確認すると、私の作ったファイルはきちんと残っていました。

「見つからなければお電話いただいても良かったんですよ」

「あら、あったの。気づかなかった。でも作っちゃったからいいわ」

などなど、周りが嫌な思いをするとか考えていないんだろうな~という発言が多いのです。

「所長候補を何度か採用したことがあるのだけど、みんな4カ月で辞めてしまうのよねー」

いつだったか報告を兼ねて雑談をしていると、所長がそんなことを言いました。

所長候補といったら能力もあるはずなのに何故だろう、とその時の私は思っていました。

しかし、その理由は勤務してしばらく経った時に分かりました。

ある日、所長から呼ばれた私は「介護記録と計画を立ててほしい」と頼まれました。

私は事務員での採用だったため、介護の資格は持っていないし、当然、介護の現場にも出たこともありません。

ずっと事務所でパソコン作業のみをしていたので、利用者さんと会話をすることもなく、性格や持病どころかお顔すら知らない状態だったのです。

それでも所長は、会ったことも話したこともない利用者さんの様子について詳細に記載してほしいと言うのです。

「あなたはコピーライターをしていたんだから、できるでしょ」

私は以前、正社員でコピーライトの仕事をしていました。

所長はそれを指していったのですが、いくらコピーライターでも、経験したことも見たこともないことは書けないし、利用者さんのことを勝手に書いていいはずがありません。

「いいから書いてみて」と言われ、戸惑いながら架空の利用者についての報告書を書きました。

納得したわけではなく、できないことを分かってもらおう、そして、こんなことをやらせる職場はできるだけ早く辞めようなどと考えていたのです。

しかし、所長はしばらく私のでたらめの報告書を読んだ後、なんとダメ出しをしてきたのです。

「ここの、静かに座っていましたってメモは、この人は機嫌が悪かったってことなの。それくらいも想像つかないの? これじゃああなたに働きに来てもらっている意味がないわ」

理不尽なダメ出しを言った後、所長は出かけてしまいました。

いやいや、私事務職ですし資格もないし利用者さんに会ったこともないって言いましたよね? それなのに無理やり書かせてダメ出しっておかしいでしょ! 

そこを求めて採用したって言い分も納得がいきませんが、文句を言うべき相手は不在です。

そして所長が戻って来た時(買い物をして来た様子)には私はちょうど終業時間。

無言の所長に「ご期待に沿えず申し訳ございませんでした」とのみ挨拶して、帰宅しました。

後日、役所に確認すると、無資格者が書いたものを有資格者がチェックして印鑑を押すのなら大丈夫なんだそうです。

ま、印鑑も私が代理で押す流れになりそうだったので、やらされなくて良かった...。

その後、本社に事情を伝え、私は退職しました。

私がその職場にいた期間もまさに「4カ月」でした。

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