「今まであれほどイビられてきた私に...姑の面倒見ろやと⁉」感情が爆発した夜/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

前回の記事:「姑のいいなり」で生きてきた夫と舅。認知症の姑を「世話する立場」が受け入れられず.../かづ

「今まであれほどイビられてきた私に...姑の面倒見ろやと⁉」感情が爆発した夜/かづ pixta_43034718_S.jpg

帰宅した夫が夕食をとった後、私は夫と舅に今後の姑の介護に関しての話し合いをした。

ところが夫はテレビを見ながらで、舅は新聞を読みながらだった。

当然テレビを消し、舅に新聞を置く様に言うも、夫も舅も「またその話か」と言う表情だった。

当時はまだ介護保険など無かったが、車で15分ほどのショッピングセンターに地域包括支援センターが出来たので、そこに相談に行って欲しいとお願いした。

実はあらかじめ私が一人で話を聞きに行った事があった。

姑を連れて行くと、そういう時に限ってまだら認知症のまともな部分が出て来ると何かとややこしいので一人で行って来たのだ。

すると最初から「娘さんですか?お嫁さんですかぁ...」と言う流れになり、こんな事で困っているや、こんなサービスを申請したいと言っても「その方(姑)のご主人や息子さんと今度一緒に来て頂けますか?」であったり、「申請するにしても...えっと...お嫁さんなんですよね?」と話が進まない。

今はそうではないのかも知れないが、当時は同居している配偶者がいたり実の子がいる場合は、【他人】である嫁の申請は受け付けて貰えなかった。

いや、受け付けて貰えたのかも知れないが、少なくとも私の住んでいる地域のセンター職員は受け付けてくれなかった。

「次にはご主人と息子さんを一緒に...」

その一点張りだった。

その事を夫と舅に説明すると、二人揃って真顔で「嫁に任せてますって委任状を書くから、それ持って行ったらええんちゃうか?」だった。

私はブチっと音がしたかと思うくらいに切れた。

「あのさぁ! 私はな! オジイやオバアが倒れようがどうしようが、またいで歩けるんやで! 今まであれほどイビられてきて! あれほど嫌がらせされてきて! 何しに私が面倒見るんや! (夫に)あんた言うたよな! お袋の面倒見んでええんやからイビられてくれって! それでこれか! 金も持ってるから人雇うし、いざとなったら有料の老人ホームに入るから、そやから嫁の世話になる事は無いから思い残す事無くイジメさせて貰うって、オバア本人が言うてたんを、あんたもオジイも聞いてたやろ! それでどの面下げて、嫁の私に面倒見て貰う気でいてんねん!」

すると舅と夫が立て続けにこう言った。

夫「お、おやじはなんも言うてへんやろ? イジメてたんはお袋やろ?」

舅「僕はかづになんも言うてへんで?」

恐らく私の顔は、夫と舅を冷たく見ていただろう。

「ええ、オジイはなんも言うてませんよ? なんに~も言うてませんよ? 私が目の前で怒鳴られようが嫌がらせをされようが、見て見ぬふりでなんにも言うてませんよ? 知ってますか? イジメってね、見て見ぬふりしていた周りの者も同罪なんですよ。父子揃って自分らさえ良かったら、私がどんな目に遭ってても平気やったんでしょ? 私の事をどうでもええと思ってた人らの事を、何しに私が考えたらなアカンのです?」

夫も舅も絶句した。

「で? 手続きせぇへんかったらアカンけど、どないするんです?」

舅は呟いた。

「後は死ぬしかないなぁ...。」

間髪入れずに私は怒鳴った。

「じゃあ今すぐ死んで! 死ぬしか方法が無いなら今すぐ死んで! そこから飛び降りたら死ねるから! 生きてりゃそれだけ金がかかる! 死んだら辛いやなんやは一時なんで! 死ぬ気も無いくせに死ぬしかないなんて言わんといてーや!」

嫁の私にここまで突っ込んで言われるとは思っていなかったようで、舅は下を向いたままだった。

続く

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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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