<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さくらみちこ
性別:女
年齢:53
プロフィール:2年超続いた更年期。治療のおかげで解放されつつあります。
51歳の時に始まった更年期。
既に2年とちょっとが経過しました。
私の場合、ホットフラッシュ、動悸、頭痛、体の痛みに肌の乾燥などなど、多くの症状が現れました。
それでも最初は何とか我慢してやり過ごそうとしたのですが、症状が重くなりとっても辛い状態に。
このタイミングで漢方薬治療を始めていくらか改善したものの、2年が経過した頃に再び症状が悪化して治療の効果が感じられないほどになりました。
そこで早速、医師に相談です。
更年期が治まるきざしもないことから、「ホルモン補充療法」を試してみることになりました。
この決断は、とても勇気がいるものでした。
というのも、このホルモン補充療法は2年前にも一度検討したのですが、乳がん発症の可能性もあると聞いていて、怖い上に副作用も心配でした。
それに加えて、私の持病が不安要素となり、見合わせることになったという経緯があったのです(もちろん、これらはすべて「私の場合」として聞いてください)。
しかし、2年という時間の経過と共に持病の問題がクリアとなったこと、気にしていた乳がんリスクは、治療期間のコントロールでリスクをある程度回避できることを知ったのです。
(その他、特定の条件に該当するかどうかのチェックや定期健診は必要ですが、ここでは省きます)
残る副作用ですが、これは個人差があるので実際に使ってみないと分からないとのこと。
ということで、更年期の辛さを何とか軽くするために、ホルモン補充療法を受ける事を決めたのです。
そしていよいよ治療がスタート。
私の場合、貼り薬でホルモンを体内に補充する方法に決まりました。
これなら、内臓への負担が少ないこと、他の治療薬との飲み合わせの心配がないことがその理由でした。
早速パッチを貼って体の変化を見守ることに。
すると、翌日には更年期の症状が劇的に改善していました。
あれほど悩んでいたホットフラッシュや動悸など、殆どの症状がすっきりと収まっていたのです。
これにはホントにビックリ、このまま治ればいいな~なんて期待が大きく膨らみました。
しかし、治療を開始して2日目に、これまでなかった症状が出始めました。
その状態はまるで「つわり」みたい。
胸はムカムカ、臭いは気になる、胃痛もありご飯があまり食べられません。
また、たびたび寒気にも襲われました。
あと、悲しい気分が続いたり、イライラしたり。
もう、「体調最悪」という状態が続いて、一日中布団から出られない日が何度も何度もありました。
そうなると「中止する? 続ける? どうしよう...」と不安な日々となりますが、更年期からの解放は諦めたくありません。
ということで、ひとまず1カ月間、次の検診までは我慢すると決めました。
「う~ん、辛そうだね。続けるか続けないか、決めないといけないね。でも、時間と共に改善すると思うから、ここで辞めるのはもったいない。無理なら一旦休んで、もうちょっと頑張ってみよう」
健診当日、現状を医師に伝えると、そんな風に声をかけていただきました。
辛い中、医師の言葉に元気をもらい、治療を続ける決心がつきました。
その後も1カ月程度辛い日が続いたのですが、 約2カ月が経過したあたりから体の状態が一気に好転。
つわりに似た症状も、寒気も、気分の浮き沈みも随分軽くなり、寝込むことはほとんどなくなりました。
その後、治療から3カ月が過ぎる頃には、時々「暑いカナ?」と感じる程度で、更年期の症状の多くが消えていたのです。
その後、まれにぶり返すこともありましたが、治療から4カ月たった今は、生活の中で更年期を意識する事は殆どありません。
こうして私は辛い更年期から解放されたのです。
辛い2カ月間、何度も心が折れそうになりましたが、辞めずに頑張って良かったと思っています。
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補充
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