「眠れない原因」は取り除くことができます
睡眠、足りていますか?
下記の中で、思い当たることがいくつあるかチェックしましょう。
□ 頭と体が重い感じがする
□ 疲れやすい
□ 朝から元気、やる気が出ない
□ イライラしがちだ
□ 頭痛、めまい、肩こり、胃腸不快感など、あちこち調子が悪い
□ イヤなことが頭から離れない
□ もの忘れ、うっかりミスが多い
□ 家事の段取りが悪くなった
□ 以前好きだったことに興味がなくなった
□ 四季の移り変わりや旬の食べ物に鈍感になった
↓
3つ以上当てはまったら睡眠不足です。
自然のリズムに合わせた
暮らしが熟睡のカギ
不眠の解消には、「オレキシンを中心とした神経伝達物質の働きがカギ」と奥村先生。
「オレキシンは体内で覚醒に関する物質に指令を与え、コントロールする神経伝達物質です。活性化している状態では、覚醒せよという指令が。逆に働きが弱まると、体を休めるモード、眠る状態へと導かれます」
下図は、オレキシンを中心とした体の中の活動の変化を表したものです。
「熟睡するには、自然のリズムに沿った生活が理想です。夜になるとオレキシンが抑制され、よく眠れるようになるでしょう」
構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) イラスト/ノグチユミコ