警察官をかたるパターンも! 高齢者ターゲットの振り込め詐欺の手口を知ろう

振り込め詐欺は、電話口で被害者をだまして指定した口座に送金させる詐欺の総称。特殊詐欺の中でも割合がダントツで多いというデータもあります。
警察庁によると、今年の上半期は3年連続で被害額が減少していますが、被害総額は約174.9億円で、1件当たりの被害額は、226.7万円にものぼります。
世の中に広く知られている犯罪ですが、残念ながら未だにだまされる人が続出しているというのが現状です。 

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前の記事「「オレオレ詐欺」といってもパターンは色々。こんな電話には要注意!(2)」はこちら。

 

オレオレ詐欺の手口

「オレオレ詐欺」で、身内をかたった手口の次に多いのが、警察官など、権威のある人物をかたった手口です。

たとえば

○カードの偽造
警察官、または大手百貨店、量販店関係者などを装い、「あなた名義のカードで買い物をしている者がいる。カードが偽造されている可能性があるので、カードと暗証番号の変更を」などと言い、キャッシュカードやクレジットカードをだまし取る手口。

○偽検察庁ホームページに誘導
検察庁、警察庁、または捜査一課、捜査二課などを装い、「あなたの口座が犯罪に利用され、被害者から告訴されている。指定するアドレスをインターネットで検索して確認するように」などと言って、偽の検察庁ホームページに誘導。被害者が自身の名前を入力すると、本人の名前が表示され、さらに「訴えを取り下げるにはお金が必要だ」などと言い、現金をだまし取る手口。

○郵便受け(ポスト)利用
警察官を装って被害者から現金やキャッシュカードなどをだまし取る際、「我々、警察と、あなたが接触している姿を犯人が見ているかもしれない。犯人に気づかれないようにするためには逮捕するまで接触しないほうがいい。キャッシュカード(または現金)は、あとで取りに行くので、封筒に入れて自宅のポストに入れて置くように」などと言い、その後、数分の間に犯人が回収していく手口。

キャッシュカードを渡させる
「カードが偽造・不正利用されている」「新しいカードとの変更が必要」「古いカードを預かりに行く」などといった文句でカードをだまし取り、暗証番号なども聞き出して現金をだまし取る手口。

などがあります。

 

この時期、特にご注意を

この他、還付金詐欺も多い詐欺の一つ。年末調整や確定申告の時期にあわせて税務署の職員を名乗り、「税金の還付金が出た」などと称することもあります。中でも年末調整についてはこれからの季節、注意してください。

 

還付金等詐欺

公的機関の職員から、「ATMで還付金を受け取れる」などと案内され、携帯電話を持って説明されるままにATMで受け取る操作をしたところ、いつの間にか他の口座への振込みを行っていたというもの。
複雑な操作を行うことで、何をしているのか被害者を混乱させ、そのすきに振込へと誘導するのです。

(例)
「医療費(保険金、税金など)が戻ります。手続きの期限は過ぎていますが、今日中なら間に合います」「通常の手続きでは受け取るまでに時間がかかるがATMを介した方法なら今日すぐに受け取れます」などと言って被害者を慌てさせる。
      ↓
「携帯電話とキャッシュカードを持って、コンビニや金融機関のATMに行ってから電話して」と指示する。
      ↓
ATMの前で電話をかけさせる。
      ↓
還付の手続きを装いつつATMの操作を指示し、犯人の口座に振り込ませる。

◎POINT
わざと通常と異なる説明をするケースも少なくありません。
「残高照会」「振込」などのボタンの名称で指示しないで、「左側の上から二番目」などとボタンの位置で指定するのです。これによって「振込み」という操作の内容を認識しにくくさせます。
また、端から順序を数える作業に集中力がなくなり、何をしているか自覚を持ちにくくすることを狙うのです。

警視庁ホームページ 「あなたは見破れますか?振り込め詐欺のテクニック」では、実際に被害にあっているところを聞くことができます。

 


●振り込め詐欺の相談窓口
「詐欺かな」と思ったら、すぐ警察へ通報しましょう。また、下記のような相談窓口もあります。

架空請求や不当請求
架空請求や不当請求でお悩みの方やお困りの方は、最寄りの「消費生活センター」にご連絡ください。最寄りの消費生活センターがわからない場合は、独立行政法人国民生活センター「消費者ホットライン」(局番なしの「188(いやや)」番、または「0570-064-370」)でもかまいません。
なお、最寄りの消費生活センターの連絡先は、国民生活センターのウェブサイトでもチェックできます。

・架空請求メール
パソコンや携帯電話に心当たりのない請求メールが届いた方は、下記の警察庁ウェブサイトを参考にしてください。

・キャッシュカード詐欺
警察官や銀行協会職員を名乗る者からの電話などで少しでも不審に思った場合は、最寄りの警察署や相談窓口(♯9110)までご連絡ください。また、全国銀行協会のウェブサイトにも情報が掲載してあります。


 
取材協力:警視庁、警察庁

次の記事「振り込め詐欺にあいやすい人はどんな人?チェックリストで危険度を確認!(4)」はこちら。

取材・文/橘内美佳

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