まずは行動を。未来の自分に期待せず、優先度をつける前に朝一でやる!/すぐやる人になる100の方法

あなたは「なりたい自分」になるためにやろうと決めたことを、ついつい「先送り」にしていませんか?仕事、勉強、ダイエットに部屋の片づけ。いざやろうと思っても続かなかったタスク処理が、心理学的な分析からのアプローチを使えばびっくりするくらい簡単に進んでいきます!「ハック」ブームの火付け役となった著者による、行動力アップのための「最強解説」があなた自身を「やりぬく人」へとアップデートしてくれるはず!

※この記事は『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)(佐々木 正悟/KADOKAWA)からの抜粋です。

 

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方法01 未来の自分に期待しない

すぐ行動できない人の口ぐせは「あとでやる」です。
「あとでやる」という気持ちの裏には「あとでならできる気がする」「あとでやったほうが速くできるはず」という気持ちがあります。

でも実際は、そんなことはありません。あとでやったところで自分の才能も状況もほとんど変わらない「いま」が再びやってくるだけです。
なぜあとでやっても変わらないのに、人は先送りをしてしまうのでしょうか。

 

○ 未来の自分はつねにいまの自分より有能で素晴らしい

心理学者のダニエル・ギルバートの著書に『幸せはいつもちょっと先にある』(早川書房)というものがあります。タイトル通り、私たちにとっての幸せは「いま」ではなく、つねに「ちょっと先」にある、という内容です。

人の「想像」は、つねに「現状」よりも彩られています。だから、未来はつねにいまよりもよく、未来の自分はつねにいまの自分よりも有能で素晴らしい。人の心理にはそう思いがちな傾向があります。

しかし、それは残念ながら、ただの「錯覚」にすぎません。その「未来」が「現在」になったとき、目の前にあるのは「大きくは変わっていない現実」です。答えの出ない考えごとや手につかない仕事もほぼそのまま現れます。

なぜ、現状は変わらないのに未来の自分に期待してしまうのでしょうか。それは「自我を守ろうとする正常な心理的機能」が働くからです。
「未来の状況はいまよりもベターだ」と思えるからこそ、人は生きていける、といえるでしょう。人間は基本的に楽観的な動物なのです。希望があるから生きる。「よりよくなる」と思うから、働くのです。

昼の仕事を夜に回すのは「夜型だから」「電話などの邪魔が入らないから」ということもありますが、多くは「未来の自分なら何とかなりそう」という心理から生じる行動です。

 

○ 未来の自分が行動しやすいようにしておく

こうした先送りの心理が発生するのは仕方がないかもしれません。
ただ、大切なことは、「ちょっと先の状況」がベターになるように手を打っておくことです。つまり、未来の自分がすぐに取りかかれるように準備をしておけばいいのです。

未来の自分が手をつけやすくしておくことで、本当の意味で「幸せはいつもちょっと先にある」状態を実現できます。

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方法02 朝一でやる

いきなりですが、質問です。
・毎月5万円貯金する
・毎月5万円借金を返す

どちらならできそうですか?
多くの人は「借金を返す」と答えるのではないでしょうか。

なぜ多くの人が貯金は難しいけれども、借金なら返せると思うのでしょうか。

借金は、返さないと借金取りが来ます。でも貯金はしなくても、誰かにとがめられるわけではありません。

つまり、借金を返すというのは、「優先事項」だということです。優先順位が高いからできる。「やらねばならない」からできるのです。
でも、貯金はそうではありません。優先順位がとても低い。「生活必需品を買って、月々の支払いもすませて、それから本やCDも買って、それでも余ったら5万円を貯金しよう」などと考えるのではないでしょうか。
でも、余ることはめったにない。だから貯金は先送りになってしまうのです。

 

○ 「すぐやれないこと」は「すぐやる必要のないこと」

このように、すぐやれないことは「優先順位が低い」ということが圧倒的に多い。締め切りのない仕事や締め切りがかなり先の仕事などです。いつやってもいい仕事はすぐにやれないことが多いのです。

あなたにもいろいろな「すぐやれない」ことがあるでしょう。考えてみてください。そのほとんどが「いまやらなくてもいいこと」ではないでしょうか。ダイエット、貯金、勉強、経費精算。どれもいますぐにやらなくとも死にはしないし、誰にも何も言われない。だから先のばしにしてしまうのです。これらがすぐにやれないのは、ある意味では当然なのです。

 

○ 優先度を比較する「前」に動き始めてしまう

解決策としては「朝いちばんにやる」ことをおすすめします。
優先順位は低いけれど、いずれは必ずやらなければいけないことや、本当にやりたいことは、朝いちばんにやってしまうのです。

ほかのことと優先度を比較する「前」にやってしまうのです。ほかの、締め切りが迫っていることと比較してしまうと、どうしても早くやらなければいけないほうを先にやりたくなってしまうでしょう。そちらに時間とエネルギーを使ってしまいます。そのあとで「優先度の低い」ことに手をつけようとしても、時間も気力も残っていません。だから、やれなくなってしまう。

すぐにできないことは、優先度が低いもの。だから、優先度を比べる「前」に手をつけてしまうことが大切なのです。

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次の記事「やるべきことが目の前にあったら、まずは「快楽を捨てる」ことから!/すぐやる人になる100の方法(2)」はこちら。

 

 

佐々木 正悟(ささき しょうご)

心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。
1973年、北海道旭川市生まれ。1997年、獨協大学を卒業後、ドコモサービスで働く。
2001年、アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後の2004年、ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年、帰国。帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行っている。著書は、『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)、『仕事の渋滞は「心理学」で解決できる』(KADOKAWA)、ベストセラーとなったハックシリーズなど多数。


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『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』

(佐々木 正悟/KADOKAWA)

何をするにも「すぐやる人」と「腰が重い人」っていますよね。あなたはどちらでしょうか?仕事、勉強、トレーニングにスポーツ、ダイエットなど、私たちは自分自身がもつ「目標」のために日々何らかのタスクリストを作っています。しかし、なぜか「やりぬくことができない」と悩む人に知ってほしいのが、心理学的な分析に基づいた「行動理論」。「すぐやる人」「やりぬく人」になれる100の方法が、イラスト図解で端的にわかりやすく紹介されています!タスクに追われて溺れがちな現代人におくる、「すぐやれる自分」にアップデートするための最強取説です!

この記事は書籍『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』からの抜粋です
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