<地雷ワード08>
うちの母親の時代は、男が家事や育児を手伝うなんてありえなかったって
大家族時代の子育て論で対抗する愚かさ
実家の母親と子育てについて会話を交わした夫が、妻に吐いたひと言。妻が家事・育児に対して協力が得られていないと不満を漏らしたことへの対抗手段なのでしょう。三世代同居が当たり前、家に多くの人手があった大昔と、核家族主体の現代を比較することがそもそも間違いなのです。母の意見を一般論として理論武装を試みているのですが、今となっては時代錯誤以外の何ものでもありません。
<夫へのひと言>
平気でそういうこと言うお前がありえないから!(27歳Hさん)
<地雷ワードの言い換え>
「今の時代は、男が家事や育児も分担しないとね」
時代がどう変わっているかを理解していることを言葉で伝え、同時に妻の家事・育児を分担して有言実行しましょう
<地雷ワード09>
おふくろに「毎日スーパーの惣菜食べてる」って言っちゃったよ
悪気はなさそうに見えるひと言だが...
妻の不在中に実家と連絡をとった夫が、妻に向かってしれっと発したひと言。夫が家庭や子どもの話などをした際に、実母から聞かれがちなのが「毎日、何食べてるの?」ですが、これは嫁の仕事ぶりを探る質問である可能性があります。ここはしっかり妻の顔を立ててあげるのが常道でしょう。とはいえ、それが誘導尋問であるなどと思いも及ばないのが夫という生き物でもあります。実際、多忙な日はスーパーの惣菜ですましてしまうことがあっても、それは毎日ではないはず。たまの手抜き料理に対して、わざわざ「毎日」をつけて話すところに、夫の無意識の悪意が感じられるわけで、スーパーの惣菜すら買ってきてくれなくなる日も近いかもしれません。
<夫へのひと言>
あなたの好きなものを考えて選んだ時間を返して(35歳Kさん)
<地雷ワードの言い換え>
「毎日おいしい食事を用意してくれているよ」
たとえ「スーパーの惣菜」を出される日が多かったとしても、妻は自分も忙しいなかでわざわざ買い物に行き、夫の好むものを選んでくれているのです。そうした心遣いに感謝して、母親には「おいしい」という事実だけを伝えるようにしましょう