「オレも家事・育児手伝うから」そもそもあなたの仕事です!/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 (岡野あつこ:監修/日本文芸社)第1回【全9回】

「今日一日、なにやってたの?」
夫婦は相手を尊重してこそうまくいくもの。けれど、こんな無自覚な夫の一言によって、ときに妻をイラっとさせてしまうことも...。

夫婦問題研究家・岡野あつこ氏が監修する 『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 では、「地雷ワード」をイラストを交えながら紹介。
「イクメン」「家族サービス」などが、なぜ妻をイラつかせるのか、しっかり解説。さらには言い換えワードも掲載しています。

本稿では、本書からうっかり言いがちなワードを厳選して紹介します!

※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。


<地雷ワード01>
オレも家事とか育児とか手伝うから

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妻に対することばの選択には細心の注意を

たとえば、共働き夫婦であれば、妻は仕事と家事・育児との両立のために、身も心もすり減らす毎日を送っています。そんな状況を改善するため、夫婦で話し合い、いざ役割分担を決めようとなったときに夫がこんな言葉をかけてしまうことがあります。そもそも、「手伝う」という言葉を選択した時点で、夫側に「家事、育児のメインはあくまで妻」という潜在意識が働いているのを感じ取れます。本来は夫婦で行うべき子育てに対してどこか他人事のような立ち位置であることをほのめかしてしまったわけです。夫としては特に意識せず「手伝う」と言っていたとしても、その語感に主体性のなさが感じられるため妻のモヤモヤは残ってしまうでしょう。

<夫へのひと言>

家事・育児だってテメーの仕事だろ!!(34歳Aさん)

<地雷ワードの言い換え>

「オレも家事とか育児とか分担するね」

分担とは「分けて受け持つ、負担する」という意味。この言いまわしであれば、夫婦は対等で、自分も参加したいという意欲を伝えることができます

 

監修:岡野あつこ
夫婦問題研究家、公認心理師、社会デザイン学MBA。目白短期大学非常勤講師。1991年に離婚相談室を設立、相談件数4 万件以上を手がけた夫婦カウンセリングのパイオニア。離婚・夫婦問題カウンセラー養成講座で後進を育成。マル秘テクニックを交えた的確なアドバイスが好評。NPO 日本家族問題相談連盟理事長。『ある日突然妻がいなくなった―聞こえていますか、妻の本音』(ベストブック)、『産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか』(角川学芸出版)、『最新 離婚の準備・手続き・進め方のすべて』(日本文芸社)、『夫婦がベストパートナーに変わる77 の魔法』(サンマーク出版)ほか30 冊以上の著書がある。

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※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。

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