「はい、じゃあママのところへ行こうね~」丸投げですか/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

<地雷ワード02>
はい、じゃあママのところへ行こうね~

都合が悪くなるとすべて妻へ

休日に夫が公園などで子どもと遊んでいる最中、突然泣き出す我が子に対してオロオロしはじめると、こんな言葉とともに妻のもとに連れてくる光景が世間では散見されます。一緒に楽しく遊んでいるときは良いですが、「帰りたくない」と言い出したり、子どもの機嫌が悪くなったりするのもよくあること。そんなとき、面倒だからと妻に押しつけているように見えてしまうので注意が必要です。

<夫へのひと言>

丸投げする前にもうちょっとがんばれ(29歳Aさん)

<地雷ワードの言い換え>

「ママお願い。泣き止んでもらいたいときの方法を教えて」

困ったから妻に振って任せるのではなく、自ら育児に参加しているという姿勢を見せることが大切です。

<地雷ワード03>
やっぱ、オレわからないから、ママやってよ

完璧にやれとは頼んでいないのに

妻の手が回らず、保育園や習い事の準備などを夫に任せたときのひと言。最初は安請け合いするものの、今まで見たこともない数々の子どもの持ち物などに向き合った途端、このセリフと共に数分で諦めてしまいがちです。すぐに妻に託そうとする姿勢から、理解して改善する気も、子どものやっていることにきちんと向き合う気もないと受け取られてしまうでしょう。

<夫へのひと言>

お前、それでも父親か!?(33歳Nさん)

<地雷ワードの言い換え>

「オレ、わからないから教えて」

家事や育児は真剣に向き合わないとわからないことだらけです。妻にすべて任せようとするのではなく、「できることはやりたい」という真剣さを示しましょう。

 

監修:岡野あつこ
夫婦問題研究家、公認心理師、社会デザイン学MBA。目白短期大学非常勤講師。1991年に離婚相談室を設立、相談件数4 万件以上を手がけた夫婦カウンセリングのパイオニア。離婚・夫婦問題カウンセラー養成講座で後進を育成。マル秘テクニックを交えた的確なアドバイスが好評。NPO 日本家族問題相談連盟理事長。『ある日突然妻がいなくなった―聞こえていますか、妻の本音』(ベストブック)、『産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか』(角川学芸出版)、『最新 離婚の準備・手続き・進め方のすべて』(日本文芸社)、『夫婦がベストパートナーに変わる77 の魔法』(サンマーク出版)ほか30 冊以上の著書がある。

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※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。

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