【第1回から読む】「オレも家事・育児手伝うから」そもそもあなたの仕事です!/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典
『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 (岡野あつこ:監修/日本文芸社)第4回【全9回】
「今日一日、なにやってたの?」
夫婦は相手を尊重してこそうまくいくもの。けれど、こんな無自覚な夫の一言によって、ときに妻をイラっとさせてしまうことも...。
夫婦問題研究家・岡野あつこ氏が監修する『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 では、「地雷ワード」をイラストを交えながら紹介。
「イクメン」「家族サービス」などが、なぜ妻をイラつかせるのか、しっかり解説。さらには言い換えワードも掲載しています。
本連載では、本書からうっかり言いがちなワードを厳選して紹介します!
※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。
<地雷ワード17>
◯◯してくれるだけでいいから
簡単な作業を頼んでいるつもりでも......
「子どもを早く寝かせてくれるだけでいいから」とか「明日着ていくスーツにアイロンかけてくれるだけでいいから」など、その作業がいとも簡単な作業のように頼み事をしてしまいがちな夫。言われる側の妻としてみれば、次第にやんちゃ度を増す子どもを寝かしつけるのに何時間もかかったり、アイロンがけの準備から片づけまでをすませたりするのに、意外と手間がかかることに対して夫の想像力が及んでいないことにまずイラ立ちます。さらに、その言葉からにじみ出ている「ほかのこともできてないけど、目をつぶる寛大なオレ」というニュアンスが余計に妻の怒りを買ってしまう可能性もあるので、妻に頼み事をする際には細心の注意が必要なのです。
<夫へのひと言>
その程度と思うなら自分でやれや!!(37歳Mさん)
<地雷ワードの言い換え>
「オレも一緒に頑張るから◯◯してくれると嬉しい」
妻の労力を省みずに「大したことない作業だからよいだろう」と頼み事をすると、当然、妻の機嫌を損ねます。「自分もやるので一緒にやってもらえると嬉しい」「助かる」という謙虚な気持ちで頼むとよいでしょう。