「はい、じゃあママのところへ行こうね~」丸投げですか/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

【第1回から読む】「オレも家事・育児手伝うから」そもそもあなたの仕事です!/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 (岡野あつこ:監修/日本文芸社)第3回【全9回】

「今日一日、なにやってたの?」
夫婦は相手を尊重してこそうまくいくもの。けれど、こんな無自覚な夫の一言によって、ときに妻をイラっとさせてしまうことも...。

夫婦問題研究家・岡野あつこ氏が監修する『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 では、「地雷ワード」をイラストを交えながら紹介。
「イクメン」「家族サービス」などが、なぜ妻をイラつかせるのか、しっかり解説。さらには言い換えワードも掲載しています。

本連載では、本書からうっかり言いがちなワードを厳選して紹介します!

※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。


<地雷ワード01>
大変だろうから、夕飯は買ってきてすませちゃえばいいよ

「はい、じゃあママのところへ行こうね~」丸投げですか/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典 jirai_P50.jpg

子育てに忙しい妻にさらに買い物させる!?

子どもの機嫌が悪かったりして、最低限の家事と育児は何とかすませたものの夕飯の支度まではできそうもないと判断した妻が、 LINEなり電話なりで夫に相談をしたときなどに返ってくるひと言。得てして最初は「それはつらいよね...」といった寄り添うようなコメントを送りがちですが、「つらいよね」と前置きすることで、いかにも自分は妻の身体を心配しているようなニュアンスを醸し出しつつも、「買ってきてすませば...」とわざわざ買い物のためにスーパーに立ち寄らせるという、真逆の提案を同時に行っていることに本人は矛盾を感じていません。言われた側の妻は気づかってもらっているとは思わないでしょう。

<夫へのひと言>

お前がな(お前が買いに行けな!)(31歳Kさん)

<地雷ワードの言い換え>

「大変だろうから、オレが買い物して帰るよ」

仕事帰りで買い物をする時間がないときは、「大変だろうから、あり合わせの食材でオレがつくってみるよ」などと協力する気持ちを示すとよいでしょう。

 

監修:岡野あつこ
夫婦問題研究家、公認心理師、社会デザイン学MBA。目白短期大学非常勤講師。1991年に離婚相談室を設立、相談件数4 万件以上を手がけた夫婦カウンセリングのパイオニア。離婚・夫婦問題カウンセラー養成講座で後進を育成。マル秘テクニックを交えた的確なアドバイスが好評。NPO 日本家族問題相談連盟理事長。『ある日突然妻がいなくなった―聞こえていますか、妻の本音』(ベストブック)、『産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか』(角川学芸出版)、『最新 離婚の準備・手続き・進め方のすべて』(日本文芸社)、『夫婦がベストパートナーに変わる77 の魔法』(サンマーク出版)ほか30 冊以上の著書がある。

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※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。

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