<地雷ワード06>
ほかのお母さんが、オレのこと「イクメン」って言うんだよね
家では育児不参加だが外ではイクメンを装う
家族で公園に行った日の夕食時に、自慢げな表情で夫が発したひと言。そもそも『イクママ』とは言わないのに男性だけ『イクメン』として特別にもてはやされる違和感に加えて、いつもは子どもがグズりだしても知らんぷりなのに、一歩外に出ると、子どもを抱っこしたり、甲斐甲斐しく世話を焼きはじめたりと、義理の両親や知り合いの前での"よきパパアピール"をする人もいます。そこだけを見たママ友に、「いいパパもって幸せだねー」などと言われても、妻は嬉しいはずがありません。イメージばかりで実体のない『イクメン』という言葉が独り歩きしているケースも多く、世の妻たちはもどかしい思いをしてしまうことも。
<夫へのひと言>
全力で否定しておくね!!(36歳Eさん)
<地雷ワードの言い換え>
「よその奧さんにはイクメンって言われたけど、君に言ってもらえなくちゃね」
他人からの評価は嬉しいものですが、実質が伴わないと意味がありません。一番大切なのは妻の評価です
<地雷ワード09>
ちゃんとタスク管理しようよ
家庭でのタスク管理はできていないのに
思うようにいかない1~2歳の子どもがいる家庭。妻がグズる子どもにご飯を食べさせている最中に帰宅した夫が、散らかったままの部屋や洗濯物を見るなり発するひと言。会社で多用している「タスク管理」などのビジネス用語を混ぜることで「家事、育児も仕事と同じく効率的に」と言いたい気持ちがにじみ出ています。問題なのは、妻に対して上から目線で物を言う点です。それでも、家事・育児について、夫も自分なりに段取りをつけて取り組んでくれればまだよいのですが、口を出すだけでメインで行動するのは妻。夫自身が家庭内でタスク管理できていなければ、妻は余計にイラ立ちを募らせるだけでしょう。
<夫へのひと言>
なーにーがタスク管理じゃ! 横文字は「ワンオペ」で十分じゃ!(28歳Nさん)
<地雷ワードの言い換え>
「子ども相手だと思い通りにいかないよね。一緒に考えながらやっていこう」
一方的に提案したり、要求をつきつけたりするのではなく、二人で考えながら一緒に家事・育児の「タスク管理」をすることを心がけましょう