「今日は家族サービスしてやるかぁ」ありがとう、は言いません/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

【本作を第1回から読む】「オレも家事・育児手伝うから」そもそもあなたの仕事です!/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 (岡野あつこ:監修/日本文芸社)第9回【全9回】

「今日一日、なにやってたの?」
夫婦は相手を尊重してこそうまくいくもの。けれど、こんな無自覚な夫の一言によって、ときに妻をイラっとさせてしまうことも...。

夫婦問題研究家・岡野あつこ氏が監修する 『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』では、「地雷ワード」をイラストを交えながら紹介。
「イクメン」「家族サービス」などが、なぜ妻をイラつかせるのか、しっかり解説。さらには言い換えワードも掲載しています。

本連載では、本書からうっかり言いがちなワードを厳選して紹介します!

※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。


<地雷ワード01>
よーし、今日は家族サービスしてやるかぁ!

「今日は家族サービスしてやるかぁ」ありがとう、は言いません/無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典 jirai_P136.jpg

サービスという言葉に秘めた家族への姿勢

休日、家族全員がそろったリビングで、すっくと立ち上がった夫がややハイテンションに言い放ちがちなひと言。夫目線では「家族に無料奉仕をする」という感覚かもしれませんが、妻としては、家族のために尽くすというのは当然のこと。やはり、ここでもまた「男=仕事」で「女=家事・育児」という古臭い価値観を前提とした夫の姿があります。さらに、この言葉の裏には「本当はゆっくりすごしたいけど時間を割いてあげるよ」という恩着せがましさも見え隠れし、休日も家事や育児で忙しい妻からすれば鼻持ちならないのは当然。もちろん、休日を家族で過ごすことはよいことですが、「してやる」ではなく、「当たり前のこと」ととらえましょう。

<夫へのひと言>

「ありがとう!」とは絶対言わないのでよろしく(32歳Yさん)

<地雷ワードの言い換え>

「今日はオレががんばるよ」

普段は妻が家事・育児でがんばってくれていることに対する感謝の気持ちを込めて、「今日は自分ががんばる」ということを宣言しましょう

 

監修:岡野あつこ
夫婦問題研究家、公認心理師、社会デザイン学MBA。目白短期大学非常勤講師。1991年に離婚相談室を設立、相談件数4 万件以上を手がけた夫婦カウンセリングのパイオニア。離婚・夫婦問題カウンセラー養成講座で後進を育成。マル秘テクニックを交えた的確なアドバイスが好評。NPO 日本家族問題相談連盟理事長。『ある日突然妻がいなくなった―聞こえていますか、妻の本音』(ベストブック)、『産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか』(角川学芸出版)、『最新 離婚の準備・手続き・進め方のすべて』(日本文芸社)、『夫婦がベストパートナーに変わる77 の魔法』(サンマーク出版)ほか30 冊以上の著書がある。

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※本記事は岡野あつこ:監修の書籍『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)から一部抜粋・編集しました。

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