「夕飯、誰が作るの?」熱がある妻が家事をお願いするのはダメ?

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予防しているつもりでも、熱や風邪はいつの間にか発症してしまうもの。時には症状がひどくて、寝込んでしまう場合もあるかと思います。そんな時、自宅の家事は誰がどのように行っていますか?


熱の場合は家事を代わってほしい! 言わなくても気づくもの?

共働き世帯が増え、家事を分担する夫婦が増加中の現在。家事担当者が熱を出してしまった場合は、どのように分担するのか事前に決めておいた方がよいのかもしれません。

以前、インターネット上で"熱があるのに「今日の夕飯、誰が作るの?」"という話題に注目が集まりました。

このお悩みを寄せたのは、アラフォー共働き夫婦の奥さん。とある土曜日の昼頃から立っていられないほど調子が悪くなった奥さんは、熱があったため寝込むことに。その際、旦那さんへ「熱が39度5分あって、しんどいから寝るね」と伝えたそう。

しかしその後、18時半ごろに寝室のドアが開いて「今日の夕飯、誰が作るの?」と言われたのだとか。奥さんが「夕飯は作れないのでお願い」と言うと、旦那さんは「だったら早く言ってよ!」と睨みつけて寝室をあとに。また夕飯後、保育園に通う娘2人のお風呂をお願い。すると旦那さんはまた睨みつけ、「はぁ~~」と大きくため息をついたそうです。

奥さんは「私が"察してちゃん"だったのかもしれません」と、上手くコミュニケーションが取れなかったことを反省。しかし「熱があるのにお願いしないと家事・育児をしないし、睨みつけられてしまい、かなり悲しい気持ちでした」と納得できない想いを綴りました。

この不満にネット上からは、「うちは私が専業主婦ですが、そんな目にあったことは一度もないですよ! 他所のお宅のことながら腹が立ちます」「常識的に考えてありえない。熱が40度近くある病人に接する態度では無いですよ」「私は専業主婦ですが、夫は私の体調が悪ければ家事を替わってくれます。もちろんいちいち頼まなくても」といった声が。

しかし一方で、「私ならはっきり『熱ある 寝る 夕飯お願い』と言ってから寝ます。じゃないと安心して寝てもいられない」「39.5度でも動ける人は動けます。『しんどいから寝るね』の後に、『ご飯と子どもの世話などお願いします』を付け加えればよかったのに」「私だったら、『何か買って食べて』『代わりに作って』『自分はいらないから出前取って』とか何かしら言う。"察して"というのは男性には無理」といった声も上がっています。


子どもが急病になった場合、看病するのは誰?

急病にかかるのは、奥さんだけでなく子どもも同じ。以前ベネッセコーポレーションとプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンが共同で、20~40代の母親を対象に「共働き家庭がかかえる課題」の調査を実施しました。

その結果、子どもが急病に掛かった場合「母親が仕事を休んで看病する」と答えたのは79.1%に。「父親が仕事を休んで看病する」と答えたのは8.4%で、7割以上も差が出たことがわかっています。

病気にかかった家族がいる時は、夫婦間の負担を減らす取り組みが必要なのかもしれませんね。

文/藤江由美


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