主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情

主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情 pixta_37909019_S.jpgいつもは家事ネタが多い『レタスクラブ』が殻を破って、9月号でセックスについて取り上げ、大きな話題になっています! お隣のセックス事情はやはり気になるもの。レタスクラブニュース会員224人が回答したアンケート結果から見えてきたイマドキ夫婦のセックスライフを、識者の分析とともに大公開します。

 

セックスの頻度を教えてください

主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情 lettuce1809p119_1.jpgトータルで51%が現役! その反面、半数近くが"ほぼしてない"ということに。この結果を見た作家のアルテイシアさんは、「このくらいの数字だと思いました」とコメント。「頻度が低い一番の理由は、家事と育児と仕事に全力投球したら、体力的にも時間的にもセックスする余裕がない、ということでしょう。日本は女性も男性も、忙しすぎる!」。

 

セックスは好き?

主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情 lettuce1809p120_1.jpg好きでも嫌いでもない、が半数以上を占める結果に。これについて臨床心理士の杉山 崇さんは「欧米人はスポーツ感覚になることもあるようですが、日本人はなかなかそう楽しめないことも多い」と解説。アルテイシアさんは「"どちらでもない"人たちはセックスしていない層なのでは。遠ざかっているゆえ、好きも嫌いもないのかな」。

 

性生活には満足していますか?

主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情 lettuce1809p120_2.jpg40%を占めた「はい」の内訳は、「していて満足」派と「してないけど満足」派に分かれました。その理由を紹介すると――

●「していて満足」派
月に2~3回が、多すぎず少なすぎずでいい(33歳)/月1で多くないけれど、愛情確認ができる(39歳)/夫が私を気持ちよくさせようとがんばるのが幸せ(36歳)/女として
求めてくれてるのがうれしい(30歳)

●「してないけど満足」派
一緒にいて幸せだからなくてもいい(50歳)/もともとそんなに好きじゃないから(33歳)/仕事と家事で疲れているから、求められなくてむしろうれしい(40歳)/子育てで忙しくて、それどころじゃない!(30歳)
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21%の「いいえ」も、「しなくて不満」派と「してるけど不満」派が!

●「しなくて不満」派
したいときはあるが、夫とはしたくない(38歳)/セックスが好きじゃないので、夫からアプローチされるのが苦痛、どう断わるか悩むのもつらい(42歳)/夫にその気があるのに私はしたくないので、夫に申し訳ない(37歳)

●「してるけど不満」派
愛ぶがなくてもの足りない(37歳)/以前より回数が減ったうえ、内容がつまらない(30歳)/夫だけが満足している(40歳)/夫がオーラルセックス好きで、めったに挿入してくれない(56歳)/もっとしたい!(30歳)
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そして、「どちらともいえない」16%の本音は次のように。
子どもがもう大きいので、環境的に無理(45歳)/昔からセックスに罪悪感がある(31歳)/子どもを諦めたときから、どうでもよくなった(47歳)/相手がしたいのかどうか、分からないので......(39歳)

主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情 lettuce1809p120_5.jpg"セックスしていないけど満足派"がいたことに、編集部は正直ビックリ!! 「子どもを持つと脳の働きが変わり、夫への共感度が下がるという研究結果が出ています。ゆえにセックスレスという程よい距離感が、逆に満足度につながるのでは」(杉山さん)。

 

自分から相手を誘う?

主婦224人のうち約半数は「夫婦生活」現役ってほんと⁉ 気になるお隣のセックス事情 lettuce1809p121_1.jpg誘う方法は皆さん結構、大胆です。
LINEで行きつけのラブホに「行こうよ?」と誘う(46歳)/「今週末、エッチなことしたい」とあらかじめ伝えておく(31歳)/キスしてボディタッチする(37歳)/キスをしながら、夫の股間をナデナデする(35歳)

 

セックスっていったい何? まずそこから考えてみる

人間は、"確認すること"で歓びを感じる生物だというのは、夫婦の心理に詳しい、臨床心理士の杉山崇さん。「夫婦の場合、相互の愛情、また互いがパートナーであることを確認することが歓びで、それができると脳内に快楽物質が分泌されます。手をつないだり、思い出を語り合うことでもお互いの存在を確認できますが、セックスは五感のすべてを使い相手を感じる行為なので、最も強力な確認方法といえますね」。

一時期は、セックスの回数が減ると夫婦の危機、とあおる風潮もあったけれど、最近はそこに変化が出てきたようで...。「セックスって、お酒に近い存在なのではないかと思うんです。お酒って、栄養があって空腹を満たす食事とは別腹で、精神的な部分を満足させてくれるしこう品。だから体に合う人合わない人がいて当然です。セックスもきっとそうで、しなきゃいけないものではないんだと思います」(アルテイシアさん)。

さて、この結果と分析をあなたはどう受け取りますか?
回答者はこんな方々でした
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次の記事「63%の主婦が「セックスレス」と回答。悩んでる?浮気願望は? 主婦224人のレス事情(2)」はこちら。


取材・文/河野友紀 イラスト/おぐらなおみ

 

 

アルテイシアさん

作家。広告会社勤務を経て、『59番目のプロポーズ』で作家デビュー。以降セックスや性にまつわる著書を多数執筆。代表作に『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』(小社刊)が。


杉山 崇さん
臨床心理士、神奈川大学人間科学部教授、心理相談センター所長。夫婦関係における心理の研究も。著書に『心理学者・脳科学者が子育てでしていること、していないこと』(主婦の友社)ほか。

この記事は『レタスクラブ9月号』に掲載の情報です。

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