世界最高齢のプログラマー若宮正子さんが語る「自由に、アクティブに生きてこそ楽しい人生です」

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ICTエバンジェリスト(伝道者)で「世界最高齢プログラマー」と称される若宮正子さん。

88歳の今もなお、毎月の半分以上は全国へ講演会に出かけ、そのスケジュール管理から切符の手配までワンオペでこなしています。世界中の人とインターネットを通じて意見交換しながら好奇心旺盛に日々を過ごす若宮さん初めての人生読本『昨日までと違う自分になる』(KADOKAWA)より、一部抜粋してご紹介します。

【前回】88歳で活躍中の若宮正子さんが語る「打席に立たなきゃ、どんな球だって当たらない」

私は超ポジ人間

人生100年時代を迎えて、88歳の私は「まだまだ創造的に生きよう。新しいものを作り出す力を持とう」と思っています。
銀行員時代、私は不器用でお札を数えるのが下手でした。
人よりも仕事が遅かったので、自分は会社のお荷物なのかな、なんて思うこともありました。
しばらくしたら電子計算機が世の中に登場し、6桁の計算が自動でできるようになって、さらに機械は進歩して、もうそろばんを使う人はいなくなりました。
電子計算機の誕生によって、器用かどうかはものさしじゃなくなり、おかげで私のコンプレックスが消えました。

やがて日本は高度成長期に突入すると、たくさん物を作って売る、営業の時代になり、ローン販売や信販会社ができてクレジットカードでの買い物スタイルが広まりました。
ものすごい勢いで世の中が変わっていったんですね。目まぐるしく動く中で新たに求められるものもどんどん増えていきました。

そこで私はいろんなアイデアを思いつくまま、銀行に業務提案書をせっせと書いて出しましたが、それが形になるかならないかではなくて、どうしたらもっと便利になるかしらというのを考えるのがとても楽しかったんです。

慎重な人が尊重されてきたこれまでの時代と違いますね。
これからは変わらないことがリスクになっていく時代です。
失敗しないような人生を送っていてはつまらないので、大いにやってみること。
それについて、誰かに何か言われたって気にしない。
やりたいことはとっておかずに、思ったらすぐ行動しましょう。
自分には無理だなんて決めつけないで、何でもやってみるのが一番です。
私もそうやって行動しているうちに夢が実現してしまうタチなので、今では「超ポジ人間」と言われています(笑)。

勉強ができなくてもいいんです。でも勉強を嫌いにならないで。
いつでもやろうと思ったことができるように、世の中の変化に目を向けて自分をアップデートするのがいいと思います。

ただ長生きしたってしょうがないじゃありませんか。自由に、アクティブに生きてこそ楽しい人生です。

人生100年時代を創造的に生きましょう!

 

若宮正子(わかみや・まさこ)
1935年東京生まれ。東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)卒業後、三菱銀行に入社。58歳頃に好奇心でパソコンを買う。エクセルと手芸を融合した「エクセルアート」創始者。2016年にはアプリの開発を始め、17年に米国アップルによる世界開発者会議「WWDC 2017」に特別招待される。デジタルクリエーター、ICTエバンジェリストとして世界的に活躍中。シニア向けサイト一般社団法人「メロウ倶楽部」理事。NPO法人ブロードバンドスクール協会理事。熱中小学校教諭。岸田首相主催「デジタル田園都市国家構想実現会議」構成員。ハンドルネームは「マーチャン」。

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『昨日までと違う自分になる』

若宮正子/KADOKAWA

人生を幼少期から紐解き、「うまくいかなくてもいいから、やりたいことをやってみる」、「老人だって、昨日できなかったことが今日できるようになる」と思うようになった、楽しんで生きるヒントが綴られた一冊。

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