「包丁は使わない」「だしはとらない」「火は使わない」でも美味しい料理を!「やめる家事」料理編

長年しみついた家事のパターンは誰にでもあるもの。でも、やめてみると案外大丈夫なことって多いのです。今回は、管理栄養士で料理研究家の成澤文子(なりさわ・あやこ)さんに「料理でやめること」をお聞きしました。

【前回】「段ボールはひもで束ねない」「収納ボックスのふたはしない」で手間もストレス減!「やめる家事」片付け編

料理でやめること

包丁は使わない

手で裂いたり、はさみを使えばラクチン

包丁やまな板は使うたびに洗うのが、意外と煩わしいもの。

きのこやキャベツは手で裂いたり、ちぎればよし。

肉はキッチンばさみで切れば、まな板いらず。

スライサーがあれば細かく切る作業もはかどります。

切らずに使える缶詰も積極的に活用して。

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野菜の皮はむかない

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根菜はよく洗えばほぼ皮むき不要!
れんこん、にんじんなどの根菜は、じつは皮むき不要。

「皮の近くには、たくさんの栄養も含まれています。よく洗って切るだけなら調理もラク。栄養も摂れます」(成澤さん、以下同)

だしはとらない

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顆粒だしやうま味のある食材を活用
ていねいにだしをとれば、おいしいのは間違いなし。

でも、毎食となれば面倒にもなります。

「いまは無添加の顆粒だしなどもありますし、肉や油揚げなど、うま味のある食材を組み合わせればだしいらず。上手に手抜きしましょう」

乾物はもどさない

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直接煮汁に投入すればOK
高野豆腐や切り干し大根などはストックもできて便利な食材。

もどすのに時間がかかるというイメージですが、直接煮汁に入れてゆっくり煮るなど、調理次第ではもどさなくても大丈夫。

洗いものを増やさない

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調理法を工夫して調理器具を最低限に
下ごしらえにはボウルやざる、調理には鍋やフライパン。

必要と思っていたこれらを使わなくても、素材の組み合わせや調理方法の工夫でおかず作りは可能。

洗いものを減らせます!

火を使わない

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電子レンジやトースターを上手に使って
火を使う調理は常にそばで見ていなければなりませんが、炊飯器や電子レンジなどに調理をまかせれば、その間に別のことができるし、気持ちもラク。

気温が高い季節にもおすすめです。

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調味料の種類を増やさない

基本調味料の組み合わせで十分おいしく作れる
焼き肉のたれ、ドレッシング、めんつゆなど、便利に思える調味料も、たくさんあると使い切れません。

ダメにするくらいなら、思い切って基本調味料だけに絞ってみるのも手。

「薬味や香味野菜をプラスすれば、バリエーションも広がります」

取材・文/シェルト*ゴ(坂本典子、佐藤由香) 撮影/福島章公、吉田篤史

 

<教えてくれた人>

料理について

成澤文子(なりさわ・あやこ)さん

管理栄養士・料理研究家。 華やかで健康的な料理が評判を呼び、多数の料理コンテストで受賞。レシピ開発や企業の栄養指導など精力的に活動。著書に『作りおき&朝10分 糖質オフのラクチン弁当365』(学研プラス)など。

この記事は『毎日が発見』2023年3月号に掲載の情報です。

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